弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

アルハンブラ宮殿・グラナダ

2017-08-27 16:33:29 | 趣味・読書
スペイン・コルドバのパティオ祭りで記事にしたように、本年の5月中旬、家族で南スペインをめぐる旅をしてきました。訪問先は、コルドバ、グラナダ、セビーリャの3都市です。5月12~14日はグラナダに滞在しました。グラナダの目玉はもちろんアルハンブラ宮殿です。

アルハンブラ宮殿のうち、ナスル宮殿については、予約した時間にのみ入場することができます。われわれは、事前にネット予約で、5月13日の15時で予約を取っていました。
一方、13日の行動予定としては、一日中をアルハンブラ宮殿にあてるつもりにしています。そして前日によくよく調べてみると、昼の部の宮殿入場は、午前の部(14時まで)、午後の部(14時以降)に別れているようです。そういえばチケット予約時に見たような気もします。前日の夜に3人で議論した結果、以下の行動を取ることにしました。
チケットは、宮殿を含むチケットと、庭園のみのチケットの2種類があります。庭園のみのチケットの方が安い。そこで、当日の朝、庭園のみのチケットを別に購入し、午前の部はその庭園のみのチケット、そして午後の部は事前に購入した宮殿を含むチケットを利用し、1日がかりでアルハンブラ宮殿を攻略することとしました。

チケット売り場は朝の8時に開場します。行列ができているはずなので、早めに行列に並ぶことにしました。私と娘とで、朝、ホテルを出ました。

われわれが宿泊しているホテルは、アルハンブラ宮殿のすぐ近くに位置しています。そこで、朝の入場券購入の前、ホテルから山を下って、ザクロの門を見ておくことにしました。
 
ザクロの門
門の上部に、天使とザクロの彫刻(王家の紋章)があるのでこの名が付いています。

  
アルカサバ                               トルレス・ベルメハスとアルカサバ

ザクロの門から森の中の道を上っていくと、左手上方には、アルハンブラ宮殿の最も古い部分であるアルカサバが見えてきます(左上写真)。今は森が生い茂っていて宮殿がよく見えません。イスラムの時代には森はなく、原っぱだったそうです。
登っていく右手に、出城であるトルレス・ベルメハスがあります。そこから、谷を隔てたアルカサバを眺めたのが右上写真です。

チケット売り場に到着しました。まだ販売開始の8時までは間がありますが、すでに長い行列ができています。2つの行列があり、一方は売り子から買う窓口、もう一方はマシンで購入する売り場です。マシンの側に並びました。
行列の先頭、まだ開いていないマシンを外から眺めたところ、3種類の色の違うマシンが並んでいます。それぞれ、販売するチケットが異なるようです。そこで娘に、われわれが購入する庭園のみのチケットがどのマシンで購入できるか、確認してもらいました。中央の緑のマシンがそれに該当するようです。そこで販売開始に先立ち、私はマシンの近くに待機することにしました。行列の大部分は宮殿込みのチケットを買う予定でしょうから、庭園のみのマシンは行列ができない可能性があるからです。
8時になり、チケット売り場がオープンしました。案の定、行列のすべての人は宮殿込みのチケットを売るマシンのみを利用し、緑のマシンは空いています。そこで近くの係員に「緑のマシンを使って良いか」と聞いてみました。係員はOKを出しましたが、「庭園のみでいいのか」と念を押されました。イエスと答えたのですが、その後さらに2回「本当に庭園のみでいいのか」と確認されました。朝8時から行列して、庭園のみのチケットを購入する人はいないのでしょう。
こうして、時間ロスなく、チケットを入手することができました。

アルハンブラ宮殿は、東西に三日月状に丘の上に位置しています。そしてその北側には、谷を隔ててヘネラリフェという別荘があります。アルハンブラ宮殿とヘネラリフェは、東の端でつながっています。本日の午前、まずはヘネラリフェを訪問します。購入したばかりの庭園のみチケットで入場です。

入場すると、北の方向に庭園が延びています。順繰りに庭園を眺めながら北に進みます(下の2枚の写真)。
 

西に目をやると、アルハンブラ宮殿の先端、アルカサバが朝日に映えいている(下2枚の写真)。





庭園A

 



ヘネラリフェの先端まで来ました。グラナダ市街がある谷を隔てて向こうの山が見えます。山頂の教会からこちらがわまで、城壁が健在だ。山頂の向こうにも城壁があります。写真でも一部が確認できます(下写真)。



上の写真は、ヘネラリフェ先端からの帰途で通過した庭園です。当時は気づかなかったのですが、この写真、上の庭園Aの写真と同じ建物の続きであることに後から気づきました。

  
こうして、ヘネラリフェの散策を終了しました。

ヘネラリフェの出入り口の近くが、アルハンブラ宮殿への入口です。


しばらく歩くと、"MUSEO ANGEL BARRIOS"の札が架かった小さな建物があります。中に入ると、上の写真のような部屋があります。どうもスチームバスのようです。天井の開口は、水蒸気の通り道でしょうか。2つの正方形を45度回転させて重ねた図形は、これからもちょくちょく目にしました。イスラムのアラベスクの典型図形なのでしょうか。

 
左上の写真は、城壁の外に突きだした、多分「7層の塔門」と呼ばれている部分です。これ以上近づくことはできません。
アルハンブラ宮殿の先端、北西端のアルカサバに辿り着きました(右上写真)。
ここからは、低地に広がるグラナダの街並みがよく見えます。左下写真を見ると、この街でも家屋がパティオを囲んで建てられていることがよくわかります。
右下写真は、谷を隔てて斜面に立ち並んだアルバイシンの街並みです。街の上の方、遙か彼方に大勢の人が見えます。サンニコラス展望台でしょう。
 


上の写真は、アルカサバ先端の、多分「夜警の塔」のてっぺんから、アルカサバの中庭方向を見た写真です。中庭といっても、イスラムの時代には現在見える土台の上に木造の兵舎や倉庫があったといいます。中庭の向こう、左側の塔はオメナーヘの塔、日本の城で言えば天守閣の役割だったそうです。中央は「割れた塔」でしょうか。
下の写真は、アルカサバ中庭の北側部分と、武具の塔門のあたりだと思います。



ここアルハンブラ宮殿の中に、レコンキスタでキリスト教徒が占領した後の建物が2つあります。そのうちの一つがカルロス5世宮殿です(上写真、大砲の向こうに見える建物が外観、下2枚の写真が内部)。地図で見ると、カルロス5世宮殿は図体がでかいです。中は円形の回廊になっているだけです(下写真)。
 

そうこうするうちに、時刻は3時近く、ナスル宮殿入館の予約時刻です。入口の行列に並びました。

バルタル宮?


バルタル宮から貴婦人の塔


貴婦人の塔


貴婦人の塔

 

 




ライオンの中庭

 


ライオンの泉(ライオンの中庭)


ライオンの中庭



 
サンタマリア教会

 
裁きの門
裁きの門(左上写真)は、入口の向かって右側が城壁です。当時の兵は、右手に剣を持ち、盾を左手に持っていました。裁きの門に攻め入ろうとしたとき、盾を持っていない右側の城壁の上から射かけられる、という寸法です。首尾良く門まで到達しても、内部がジグザグになっているので、一気に攻め入ることができません(右上写真)。

こうして、アルハンブラ宮殿の一日が終了しました。
 
夜になりました。ホテルの近くの出城(トルレスベルメハス)からは、宮殿の夜景ライトアップが見えるはずです。ということで行ってみました。コンデジでは、ライトアップ写真を撮るのが難しいです(左上写真)。右上写真は、トルレスベルメハスへ向かう小道です。
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