わが家ではダイソンの掃除機「DC12」を使っており、その掃除機のトラブルについては昨年11月にダイソンの掃除機として記事にしました。
この一両日、このブログに「ダイソン DC12 発火」というキーワードで訪問される方が出てきました。これは何かあったに違いない、と調べたところ、以下のようなニュースが流れていたのですね。
ダイソン掃除機やけど続発 電源コード交換9万4千台
2010年5月26日16時21分 asahi.com
『英国メーカーのダイソンのサイクロン式掃除機「DC12」でやけど事故が多発している問題で、同社が販売台数の約1割にあたる9万4千台について、原因の電源コードを無償交換していることがわかった。コードの異常の訴えがあった1万6千台に加え、別のパーツの修理依頼があったものも含んでいる。』
わが家のダイソンは、購入して使用を開始した当初から、使用するときに差し込みプラグや電源コードが熱くなっていました。今まで使ってきた家電製品でこんなのは初めてです。何か設計上で問題があるに違いないと思っていましたが、使えないほどの熱さではないので継続して使ってきました。
コードの昇温以外にも、コードの被覆の柔軟性が足りずに固かったり、コード収納ボタンを押しても引き込み力が弱くてなかなかコードをしまえなかったりと、電源コードまわりの品質レベルは相当低いものでした。
わが家で起きた修理しなければならないほどの電源コードトラブルは、コード被覆の亀裂です。ある日、右下写真にあるような亀裂を見つけたのです。

掃除機の外観 コードの亀裂箇所
被覆に亀裂が出たのでは修理するしかありません。
ダイソンのセンターに電話したところ、「コードをドアに挟むようなことはありませんでしたか?」など、当方の使い方に問題があったかのような質問です。私は「これはコード劣化が原因だと思います」と言いきりました。
電話の向こうでどこかと相談した結果として、「今回は保証対象ではありませんが無償で修理します」ということで、特別なお情けで無償になったような言い方でした。
すぐに宅配やさんが受け取りに来て、2日ほどで戻ってきました。
コードが新しくなったことはもちろん、使ってみると電源プラグやコードが熱くなりません。内部抵抗の少ないコードに変更になっているようです。コードの引き込み力も増大し、ボタンを押すとスムースにコードを収納できるようになりました。
それが昨年の秋、そしてこの度の上記報道です。
記事によると、この掃除機は2004年6月に販売が始まり、これまでに約95万台売れています。コードの差し込みプラグ付近が断線して火花や煙が出たり、プラグが過熱したりする事故が07年6月以降に26件起き、24人が指などに軽いやけどをしたとのことです。
同社はこれまでにコードの異常の訴えがあった1万6700台についてコードの無償交換に応じたほか、別のパーツの修理依頼があった7万7800台についてもコードの無償交換を同時に実施しているのですね。
この機種の実に1割が何らかの故障でメーカーに送り返されている、というのもすごいです。
『ただ、全使用者を対象としたリコールは実施していない。「コードを無理に引っ張ったりねじ曲げたりしたためで、正しく使えば事故は防げる」とし、「あえて混乱させないように、使用者に対して事前の交換の呼びかけはしない」としている。』
私が受けた電話と同じです。ユーザーの使い方が悪かったせいにしています。しかし私は経験者だからわかるのですが、使い方のせいではありません。コードの品質に最初から問題があったのです。
そして、今回大々的に問題が報道されたにもかかわらず、ダイソンのホームページでは、右下に小さく
「DC12に関する重要なお知らせ
電源コード及びプラグに関するご注意のお知らせです。DC12ユーザーの方は必ずご覧ください。」
と掲載されているのみです。
さらに今回の新聞記事には以下のような記載があります。
『経済産業省によると、サイクロン式などの大出力掃除機で、配電電圧を海外仕様(230ボルト)から日本仕様(100ボルト)に変更した製品は、コードに流れる電流が約2倍、発熱量は約5倍になり、被覆が熱で軟らかくなりやすく、断線しやすいという。』
これはびっくりしました。
ダイソンの掃除機の電源コードは、欧州での230V対応のコードをそのまま使っていたということでしょうか。記事にあるように、230Vであれば100Vに比較してコードを流れる電流が低いから、銅線の太さを細くすることができます。その細い銅線を100Vでもそのまま使っていたのだとしたら、そりゃコードが熱くなります。火花も出るでしょう。
あの高価なダイソンが、そんなお粗末な設計だったとは。唖然として声も出ません。
p.s. わが家のダイソンの最期についてはこちらに記しました。
p.s.2 この新聞記事の縮刷版を確認してきました(2016/10/26)
この一両日、このブログに「ダイソン DC12 発火」というキーワードで訪問される方が出てきました。これは何かあったに違いない、と調べたところ、以下のようなニュースが流れていたのですね。
ダイソン掃除機やけど続発 電源コード交換9万4千台
2010年5月26日16時21分 asahi.com
『英国メーカーのダイソンのサイクロン式掃除機「DC12」でやけど事故が多発している問題で、同社が販売台数の約1割にあたる9万4千台について、原因の電源コードを無償交換していることがわかった。コードの異常の訴えがあった1万6千台に加え、別のパーツの修理依頼があったものも含んでいる。』
わが家のダイソンは、購入して使用を開始した当初から、使用するときに差し込みプラグや電源コードが熱くなっていました。今まで使ってきた家電製品でこんなのは初めてです。何か設計上で問題があるに違いないと思っていましたが、使えないほどの熱さではないので継続して使ってきました。
コードの昇温以外にも、コードの被覆の柔軟性が足りずに固かったり、コード収納ボタンを押しても引き込み力が弱くてなかなかコードをしまえなかったりと、電源コードまわりの品質レベルは相当低いものでした。
わが家で起きた修理しなければならないほどの電源コードトラブルは、コード被覆の亀裂です。ある日、右下写真にあるような亀裂を見つけたのです。


掃除機の外観 コードの亀裂箇所
被覆に亀裂が出たのでは修理するしかありません。
ダイソンのセンターに電話したところ、「コードをドアに挟むようなことはありませんでしたか?」など、当方の使い方に問題があったかのような質問です。私は「これはコード劣化が原因だと思います」と言いきりました。
電話の向こうでどこかと相談した結果として、「今回は保証対象ではありませんが無償で修理します」ということで、特別なお情けで無償になったような言い方でした。
すぐに宅配やさんが受け取りに来て、2日ほどで戻ってきました。
コードが新しくなったことはもちろん、使ってみると電源プラグやコードが熱くなりません。内部抵抗の少ないコードに変更になっているようです。コードの引き込み力も増大し、ボタンを押すとスムースにコードを収納できるようになりました。
それが昨年の秋、そしてこの度の上記報道です。
記事によると、この掃除機は2004年6月に販売が始まり、これまでに約95万台売れています。コードの差し込みプラグ付近が断線して火花や煙が出たり、プラグが過熱したりする事故が07年6月以降に26件起き、24人が指などに軽いやけどをしたとのことです。
同社はこれまでにコードの異常の訴えがあった1万6700台についてコードの無償交換に応じたほか、別のパーツの修理依頼があった7万7800台についてもコードの無償交換を同時に実施しているのですね。
この機種の実に1割が何らかの故障でメーカーに送り返されている、というのもすごいです。
『ただ、全使用者を対象としたリコールは実施していない。「コードを無理に引っ張ったりねじ曲げたりしたためで、正しく使えば事故は防げる」とし、「あえて混乱させないように、使用者に対して事前の交換の呼びかけはしない」としている。』
私が受けた電話と同じです。ユーザーの使い方が悪かったせいにしています。しかし私は経験者だからわかるのですが、使い方のせいではありません。コードの品質に最初から問題があったのです。
そして、今回大々的に問題が報道されたにもかかわらず、ダイソンのホームページでは、右下に小さく
「DC12に関する重要なお知らせ
電源コード及びプラグに関するご注意のお知らせです。DC12ユーザーの方は必ずご覧ください。」
と掲載されているのみです。
さらに今回の新聞記事には以下のような記載があります。
『経済産業省によると、サイクロン式などの大出力掃除機で、配電電圧を海外仕様(230ボルト)から日本仕様(100ボルト)に変更した製品は、コードに流れる電流が約2倍、発熱量は約5倍になり、被覆が熱で軟らかくなりやすく、断線しやすいという。』
これはびっくりしました。
ダイソンの掃除機の電源コードは、欧州での230V対応のコードをそのまま使っていたということでしょうか。記事にあるように、230Vであれば100Vに比較してコードを流れる電流が低いから、銅線の太さを細くすることができます。その細い銅線を100Vでもそのまま使っていたのだとしたら、そりゃコードが熱くなります。火花も出るでしょう。
あの高価なダイソンが、そんなお粗末な設計だったとは。唖然として声も出ません。
p.s. わが家のダイソンの最期についてはこちらに記しました。
p.s.2 この新聞記事の縮刷版を確認してきました(2016/10/26)
とみながさんもダイソンを使っており、プラグが熱くなっているのですね。
ダイソンに電話し、「電源コードが破損しかかっている」とか何とか言って一度送り返してみてはいかがでしょうか。無料でやってくれるはずです。そして、電源コード関係が一新されて返ってくるでしょう。
ダイソンのコールセンターはちょっと横柄ですから、そこでめげないように強くいってください。
それでは、健闘を祈ります。
えーっ!吸引力が落ちてしまったのですか。信じられないことが起きましたね。
それは、もう一回ダイソンに電話をかけてみるしかないですね。
私もダイソンに3回電話をかけています。それぞれ別のトラブルで。
モーターの故障は痛かったですね。
当方の場合、掃除機の吸い込み口の回転ブラシが回転しなくなり、吸い込み口を新たに購入しました。数千円(3~4千円だったか)かかり、結構な出費でした。
最新機種ではこんなことはないと信じますが。
先日電源が入らなくなってしまったのでダイソンのサービスに電話しました。
簡単に部品を交換して修理できる物と思っていたところDC05は古い製品なので修理は一律3万円との事、そして同じ3万円で下取りして新しいDC26に交換するとの話。
これは何かあるなと思いネットで調べると発火事故や苦情が沢山。
ええ~!!
家のDC05も以前に修理に出したら電源ケーブルが密かに交換されていたし…
今回は動かない事も有って分解して見る事にしました。
ダイソンは中を知られたくないらしく特殊ネジを使っていますが工具を自作して分解。
そして!
この製品はケーブル類が異常に細い!!
そして部品もモジュール化されているためにソケットが多くこれも小さい。
これでは過電流から発熱、発火するのはあたりまえ。
ダイソンの製品は電流容量をまともに計算していない欠陥商品です。
長期に使用すると発火につながり危険です。
ダイソンも自社の製品の欠陥を知っていて隠蔽しているのでは…
公的機関の適切な検証が望まれます。
「国産より、吸引力が…」に、信者が出るほどの商品で、私も2台(DC12,DC12Plus)購入しました…が、
トヨタ自動車の件以降のリコール問題については、みんな厳しいですね。
今のところ、このような火災事件に至っていませんが、ダイソンも、これで、かなりダメージを受けるのでは…と思います。
国民生活センターの比較記事を見つけました。
一度ご覧になってください。
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20060406_1.pdf
★一部内容例★
騒音値が78dBあった!
(JIS規格では、70dB以下に抑えるべし…無視!?)
この件で懲りたのか?
新作DC26では、一応「日本専用設計」になっていると、聞いたことがあります。
(これまでは、複数国で同一モデルを販売する共通設計)
そういえば「エアーマルチプライアー」も、うるさいですね。
イギリスって、静かな環境望まないのかなぁ~?
★ダイソンを叩くのは簡単ですが、ダイソンの好きな部分もあります。
それは「ユニバーサルデザイン」
つまり、必要不可欠な機能だけを最低限搭載している点…
(国産にありがちな、変なセンサー等をたくさん設けていなく、蛇腹パイプ内の断線等が起こらないので、故障する可能性が少ない。
国産を過去に使用していましたが、センサー異常の経験があります。)
ダイソンがんばれ!
ダイソンの横柄な社員くたばれ!
DC12の騒音は相当なものだと思っていましたが、JIS基準をオーバーしていたのですか。さもありなんと思います。
また、DC12の吸引力が他の掃除機と比較して格段に劣っているというデータにはびっくりしました。たしかに、吸いが悪いような気がしていたのです。ゴミ収納ゼロのときから吸いが悪いのですから、「ゴミが増えても吸引力が変わらない」という宣伝には意味がなかったことになります。
このデータはあまりにも衝撃的だったので、新たな記事にしようかと思っています。
さはさりながら、私も文句を言いながら未だにDC12を使い続けています。
同じような故障があったのですね。。
そういえばコードとコンセントが異常に熱くなって電源が入らなくなる故障はうちもありました。
コールセンターに電話すると、親切に無償で修理してくれたのでラッキー♪と思って喜んでいたのですが・・・
今度という今度は、ヘッドの定期的な清掃を怠った自分が悪いのから有償修理かも?と思い、覚悟しました。保障期間も過ぎたし、部品だけ売っているサイトもあるけど自分で交換できないし、高くつきそうで躊躇していました。
早速、コールセンターに電話してみようと思います。