弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

白石こころーど(札幌)

2023-07-27 20:06:34 | 趣味・読書
私が住んでいるところから北上して地下鉄白石駅に至る途中で、自転車・歩行者専用道路を横切ります。
魅力発見!白石こころーどを行くにその説明がありました。
『白石こころーど(旧白石サイクリングロード)の正式名称は「道道札幌恵庭自転車道線」。現在、札幌コンベンションセンター(札幌市白石区東札幌6条1丁目)から、厚別川に架かる虹の橋(札幌市白石区南郷通21丁目南)を渡って白石区を抜け、さらに、厚別区を通り、JR北広島駅まで続いています。
この白石こころーどは、昭和48年9月に廃止された旧国鉄千歳線跡地でしたが、白石区民の「市民の憩いの場にして欲しい」という強い要望により、翌年8月、自転車・歩行者専用道路として生まれ変わりました。』
全区間のうち、白石区の部分の図面はこちらです。
東広島市までの全区間についての説明は、「札幌恵庭自転車道路(白石サイクリングロード)」にあります。
『3つのロードがつながっています。
①札幌市白石区間「白石こころーど」(7.2km) 
②厚別区間「陽だまりロード」(4.5km) 
③北広島市区間「エルフィンロード」(8.1km)(含・共栄広島道)
合計19.8kmです。』

そこで、私が住んでいる場所を軸として、白石こころーどを歩いてみることにしました。実際には2回に分け、1回目は地下鉄白石駅付近から大谷地まで、2回目は地下鉄白石駅付近から東札幌の終点(始点)までを歩いたのですが、以下の説明では混乱を避けるため、大谷地からスタートして東札幌の終点(始点)までたどったような構成としています。また、白石こころーどを省略して「ロード」と呼ぶことにします。
ロードの途中に、以下のような説明図が設けられています。

説明図

このロードは、もちろん至る所で車道と交差します。このロードの特徴は、車道との交差点の大部分が立体交差になっている点です。代表を下の2枚の写真としてあげます。

立体交差


立体交差
旧国鉄千歳線時代、線路はもちろん今のロードのように車道の下に潜ったりせず、平面を走っていたはずで、車道との交差点は通常の踏切になっていたはずです。廃線跡からロードに変更するに際し、ほとんどの車道との交差点(それまでの踏切)について、ロードを掘り下げ、立体交差にしたと思われます。お金がかかったことでしょう。

ロードは大谷地の近くで、道央自動車道の下をくぐります(下写真)。

道央自動車道の下

ロードのすぐ横に神社が見えたので、寄ってみました。
うっそうとした森の中ですが、関東で神社の森というと広葉樹ですが、ここ大谷地神社では針葉樹林でした。これも北海道ならではでしょうか。

大谷地神社の森


大谷地神社

ロードの近くに北星学園大学のキャンパスが広がっています。

北星学園大学

ロードが厚別川をまたぐ位置の橋です。旧千歳線時代は鉄橋だったでしょうから、鉄橋を撤去して下写真にあるような橋に立て替えたと思われます。これもお金がかかったことでしょう。

虹の橋

今回のこのロードで、ごく一部ですが、車道との交差点を立体交差ではなく平面交差としているところがありました。

平面交差

ロードの北側に、アサヒビールの工場が見えます。

アサヒビール
旧千歳線のつきさっぷ駅がこの近くにありました。この記事の最後でふれることにします。

ロードの地下鉄白石駅近くには、白樺並木もあります。

白樺並木

ロードと環状通との交差点には、立派な橋で立体交差が形成されています。これもお金がかかっていそうです。



環状通側から見た橋が下の写真です。



さて、ロードは南郷通との交差点に至りました。さすがにここは、立体交差になっていません。

南郷通との交差点
それも、下写真のように、ロードからちょっと横にずれたところの横断歩道まで移動しなければなりません。

南郷通を横断するための横断歩道

南郷通を通過すると、下写真のようなロードが続きます。写真の右側は、ラソラ札幌、マックスバリュなどの建物のはずです。


そして終点に到着しました。さっぽろ大地公園の北端に位置しているはずです。

終点
ただし、上写真で、右上の終点の標識とは別に、左下にあるように1.5kmの標識もあります。これはなんでしょうか。この先を見ると、下写真のようになっています。国道12号(札幌江別通)の高架の下に空間が見えます。ロードは、この高架の下を通過してさらに延びる計画でもあるのでしょうか。

終点の先(国道12号(札幌江別通)の高架)

ここから南に戻ると、地下鉄東札幌駅に至ります。そこまで歩くことにしました。さっぽろ大地公園の中を通ります。

さっぽろ大地公園

さて、このロードの途中、アサヒビール工場の近くに、旧千歳線のつきさっぷ駅がありました。それを記念するモニュメントがあるというので、別の日に探しに行きました。
ロードから外れた分かりづらいところにあります。地図アプリ(例えばgoo地図)で「北海道札幌市白石区栄通5丁目9-5」で探すのが手っ取り早いでしょう。

モニュメントは、工場裏手の曲がり角にひっそりと建っていました。

つきさっぷ駅
碑文には以下のように書かれています。
『旧国鉄月寒駅跡地由来
月寒駅は大正15年8月21日北海道鉄道千歳線の開通と同時に、この地において開業した。その後昭和18年に旧国鉄が買収し、国鉄月寒駅となり、開業以来約半世紀にわたり、白石の地の主要駅として親しまれた。
昭和48年9月千歳線の切替後は、最寄りのアサヒビールの積み出し駅となったが、昭和51年10月1日その歴史を閉じ、平成3年アサヒ物流センターとなる。旧千歳線跡地は、サイクリングロードとして、現在に至っている。』

先日私は、つきさっぷ郷土資料館を訪問しました(つきさっぷ郷土資料館 2023-07-21)。このとき、年1回発行されている「資料館だより」を、第35号(2013)から第43号(2022)までいただきました。そのうちの第39号(2017)の表紙に、つきさっぷ駅の写真が掲載されていたのです。

この写真がいつごろ撮影されたかは、説明がありません。一方、写真の右上背景にある建物は、下の写真との照合により、現在のアサヒビール工場の建物に相違なさそうです。ということは、上の写真もさほど昔のものではなさそうです。

現在のアサヒビール工場
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