弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

ダイソンの掃除機

2009-11-17 21:55:17 | Weblog
わが家では、ダイソンDC12という掃除機を使っています。
あるとき(ずいぶん前ですが)、ダイソン社のサイクロン式掃除機が優秀だという話を聞き、さっそくヨドバシカメラに見に行って速攻で買ってしまったものです。値段は他の国産のサイクロン掃除機と比較して極めて高価でした。しかし、高価であるだけ性能も高いのだろうと想像し、評判が良いのだから価値があるのだろうと想像し、購入に至りました。
下がその外観です。
  
dyson DC12 収納時              使用時

この掃除機が、評判通りに超微細なゴミを吸い取ってくれているのかどうか、その点は超微細なゴミが目に見えないので、何とも評価のしようがありません。
一方、使い勝手なら良くわかります。この掃除機の使い勝手の悪さとして、以下の3点を挙げることができます。
(1) ゴミ収納ビンは、1週間掃除をするとゴミで一杯になったように見えるのでゴミを捨てたくなる。ところが内部のメッシュ部分に付着したゴミが取れず、付着ゴミ掃除のために別にもう1台の掃除機が必要である。
(2) 掃除機の音がものすごくうるさい。
(3) 掃除機からの排気の勢いがすごく、排気方向も水平に近いので、床のゴミを巻き上げてしまう。

さはさりながら、折角のダイソンですから愛用しています。
ところがこのダイソン、よくトラブルが発生します。
まずは、ゴミ吸い込み口に配置してある回転ブラシが回転しなくなりました。

上の写真で吸い込み口の内部に配置された回転ブラシです。このブラシ、専用のモーターで駆動するのではなく、吸い込んだ空気の力を借りて回転するものです。ところがある時期から、うんともすんともブラシが動かなくなりました。
最後は仕方なく、有料で先端部分を購入しました。これだけで6千円台です。
新しい吸い込み口が届きました。ブラシが快調に回転することはもちろんですが、もう一つの変化がありました。
上の写真で、吸い込み口の裏面、床と接する部分に、4つの車輪が設置されているのが見えます。これが実は、掃除機を購入したときの吸い込み口には車輪が設置されておらず、同じ位置にフェルトが張りつけてあったのです。フェルトで接して滑るのみです。最後の頃はフェルトも剥がれてしまい、プラスチックが床と接していました。
わが家が購入した後のマイナーチェンジで、フェルトが車輪に改善されていたのでした。
そして新しい吸い込み口を用いて掃除を開始してほどなく、今度は吸い込み口内部のブラシが掃除中に落下するというトラブルです。右下写真のようにブラシが外れてしまいました。
  
よく観察すると、紫色のプラスチック部品が軸受になっており、これを吸い込み口に嵌め込めば直りそうです。そしてやってみました。
すると困ったことに、嵌め方を間違えてしまったらしく、紫色の部品が吸い込み口の床に面する面から飛び出した形で嵌ってしまいました。今度はどうしても外すことができません。
仕方ないのでサービスに電話しました。オペレータが言うには、この紫色の部品を無料で送ってくれるとのことです。ということは、外れなくなった部品を壊してでも外せばいいということです。仕方ない。壊しました。
こうして2度目のトラブルは解決です。

そして最近、3回目のトラブルです。
あるとき気付いたら、電源コードの1箇所で被覆が割れていたのです(下の写真)。

この掃除機の電源コードは被覆の柔軟性が悪く、ずいぶん質の悪いコードを使っているものだと以前から思っていたのですが、とうとう劣化したのでしょうか。

このトラブルも個人では直しようがないので、サービスに電話しました。「保証期間は過ぎているが、今回は無料で修理します」ということで、宅配便がまず掃除機を引き取りに来て、その2日後には修理が上がって戻ってきました。

これでまたしばらくは掃除機を使うことができます。

私は、コードのトラブルはコードの劣化が原因と考えており、そうだとしたらダイソンの掃除機で同じトラブルが頻発しているはずです。そこでダイソンのホームページを確認してみました。するとページの右下に小さく、「DC12の電源コード及びプラグに関するご注意点」という表記が見つかりました。
何でこの注意点が記載されているのか、趣旨がわからない文書なのですが、
「こんな症状はありませんか?
スイッチを押しても運転しない。
電源プラグや電源コードを動かすと通電したりしなかったりする。
異常な音やにおいがする。
運転中に時々とまる。
本体、電源コードや電源プラグが破損・変形したり、異常に熱い。
その他の異常、故障がある。

そのような場合は、直ちにご使用をお止めください。」

という内容からすると、DC12を長期使用すると電源コードに何らかの異常が発生することをダイソン社は認識していると思わざるを得ません。

わが家では、電気がショートして発火する前に被覆の異常を見つけることができたからいいですが、このような現象についてはもっと大々的に公表して注意を喚起すべきではないでしょうか。
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3 コメント

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ダイソン掃除機について (斎藤次郎)
2010-01-15 18:39:01
ダイソン掃除機は蛇腹ホースの在質が非常に弱く耐久性に弱点がある。コールセンターの対応が非常に悪い。10年使ってもどうもない人もいます。そんなことをいったら1回使ったら壊れた人もいるだろう。
返信する
発火しました (FIRE)
2016-10-23 09:27:54
我が家のダイソンは発火発煙しコードに被膜が溶け、内側の金属ケーブルがむき出しになりました。
家が焼けなくてよかったです。
返信する
ダイソンDC12新聞記事 (snaito)
2016-10-26 21:45:08
FIREさん、こんにちは。
大変危ない目に遭われましたね。
ダイソンDC12に関する2010年の新聞記事を、縮刷版で見つけてきましたので、記事にしました。
http://blog.goo.ne.jp/bongore789/e/1b0b60b7a29e8a72b769e07367b5afd0
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