日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

笠ヶ岳

2008-08-16 22:09:50 | インポート

 暑さも峠を越したか、繁殖を終えてクマゼミも静かになった。あちこちに寿命つきたセミの死骸がころがっている。

 妹の盆休みにひっかけてアルプスへ行ってきた。母の心配はもういらないが、その代わり、ペットの食餌と、花と野菜の水遣りの仕事がある。私の留守中、妹が帰ってしまうことになっていて、水を遣れない日があった。期待した夕立もなかったようで、枯れかかった鉢が2,3個あった。

 畑の作物は随分前からほとんど枯れている。種をまいて芽が出てきて、育ちかけたころ真夏のひでりにあって、水は遣ったのに、ほとんどが枯れた。やっぱり難しいな。種まきの時期を間違えたか。プランターに植えて日陰で育てるかな。来年はもっと考えよう。

 

101_0053  午前8時に出て、新穂高温泉に着いたのが16時半、それから林道を1時間歩いてわさび平小屋に到着。何人も山から下りて来た人とすれ違った。林道の先、正面に見えるのは西鎌尾根。

101_0056

 小屋の夕食。川魚を焼いて甘い味噌をぬってあった。アメゴでもないし、解すと身と脂肪の感じが鮎に似ているけれど、味に旨味が少しかける。小屋のアルバイトに聞くと、ニジマスと言った。夕食だけつけてもらって、料金は6800円である。「労山の会員ですが割引ありますか」ときくと500円引いてくれた。持ってくるもんだ。

 101_0057

 4時半起床、5時過ぎ出発。ゆうべ夜中にひどく雨が降っていたけれど、朝にはやんでいた。登山口まで林道を10分ほど引き返す。杓子平まで4時間と笠新道の案内に書いてある。これが一番の不安のもとである。喉頭蓋炎はまだ完治していない。息が荒くなると少し喉が痛い。それに、ここのところ全くトレーニングしていない。コースタイムをきにせずゆっくりいこう。カメのように歩く私のそばを10人ぐらいの人が追い越して行ったかな。この時間であのペース、彼らは笠ヶ岳に登って双六までいくんだな、きっと。

101_0060_2

笠新道では、道々、穂高が正面に見える。

 4時間で杓子平についた。やれやれ、これでヤマは乗り越えたかな。ゆったり、景色とお花畑を楽しもう。ここで食べようとたのしみにしていた梨、取り出してみると腐っていて、三分の一しか食べられなかった。夏山では、柑橘系の果物やゼリーが最高のご馳走だ。

101_0069

ほっとするような、杓子平。

101_0066 101_0072

子連れの雷鳥を二家族みた。高山植物の葉っぱを一生懸命啄ばむヒナを、親鳥が心配そうに見守っている。かわいくていつまでも見ていたい。

101_0075

やっとの思いで稜線まで出たが小屋まではまだまだだ。トロトロあるいてようやく小屋がみえた。キャンプ場からゴロゴロ岩を登る。けっこうきつい。小屋までトイレをしにくるように言われていたけれど、どうかな?なんて思ってしまった。

101_0077

小屋に着いたのは1時前。夕食の5時まで寝るしかない。あたりはもうガスっていて展望なにもきかず。小さな部屋に通され、私ひとりだったらいいなあなんて思っていたけれど、結局、6人部屋に5人はいった。多いときはひとつの布団に2人寝るらしいから、12人部屋だ。いっしょになった人が言ってた、「今日は1枚の布団に寝られてよかった」って。お盆の時期だから混んでいるのだ。

 昼寝しているあいだに恐れていた頭痛がはじまった。鎮痛剤をのんで30分ほどするときいてきた感じがした。でも食欲がでない。時間通り夕食の席についたけれど無理すると吐きそうになる。少しずつ気分が良くなってきたので、ゆっくりいただいた。でも、メインディッシュのカラアゲや焼き魚、野菜の盛り合わせのついた皿は手をつけず残しておいた。カラアゲや魚は喉を通りそうになかった。ごはん半膳とその他のオカズは食べられたから大丈夫。明日は元気になれる。最近どうも山小屋で調子が悪くなる。早く着いて寝るのがいけないのかなあ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿