Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

夏の甲子園

2020年05月21日 | Weblog
夏の甲子園が中止になりました。戦後初めてのことです。
球児たちの目的が消えた喪失感は大きなものがあります。
3年間限定の目標である、甲子園の素晴らしさと大きさを、失ってみて一層わかったというコメントもありました。
球児たちの晴れ舞台であり、大きな目標がなくなってしまったことを、とても残念に思います。

しかし。

甲子園も高校三年生にとっては、一度限りの夏ですが、人生も一度限りです。
人生の目的がないことには何の痛みも感じずに生きていることの不思議を思います。

高校球児から、プロ野球選手になり、華々しい活躍をしても、薬に溺れたり、お金を失ったりで、辛い人生になっている人たちの話もよく耳にします。

やはり、大切なことは、人生を貫く目標をどう持つかだと思います。自分にとって何のための甲子園なのか。何のための野球なのか。野球を通じて世の中に何を残していきたいのか。その先を考えることが大切なのだと思います。

「甲子園に行くのが夢? じゃあ、甲子園が終わったら、夢もおしまいですね。」
「医者になるのが夢? じゃあ、医者になったら、夢もおしまいですね。」
「東大に入るのが夢? じゃあ、東大に入ったら、夢もおしまいですね。」

その先にある、自分の志を考えることが、これまでの努力を無駄にしないことではないかと私は思います。

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