「老兵は死なず只消え去るのみ」
元々は、日本の占領政策を遂行した、ダグラス・マッカーサー元帥が、トルーマン大統領と対立して引退する時の演説で言った言葉だそうです。
私も来年は還暦です。「パワーが落ちれば」潔く引退です。
今回のコロナ禍を見ていても、年寄りの意志決定が、社会全体の活力を奪っているように感じます。
若者は無謀です。だから、大怪我をしたり、時には死んだりもします。しかし、変化を嫌う年寄りが、停滞する社会を謳歌しているよりも、よほど健全なことではないかと思います。
年寄りに残された役割は、次の世代に美しく道を譲ることだと思います。私もそうありたいと思っています。
ただ、もう少し、若者たちの前に立ちはだかり、私を打ち倒していくような若者に出会いたいと思います。
打ち倒されないように全力で己を磨くと共に、打ち倒される日を心待ちにしています。そして、「お前たちの世話にはならん」と言って、死んでいくじじいでありたいものだと思います。