大きな変化の時代に入っています。
計画通りに行かない時代です。
これまで、計画通りに行くことを至上命題として、
私たちは仕事をしてきました。
勿論、そのこと自体はいつの時代も大切なことです。
納期を守り、期限を守ることは、
言うまでもなく信頼に関わる大切なことですから、
私自身、そうありたいと思っています。
ただ、私の教育というフィールドでは、
子どもの状態を見ながら
臨機応変に対応することを大切にしてきました。
また、鮮度の高い教育を作り出したいが故に、
ギリギリまで内容を検討し、
直前に内容を変更することも多くありました。
そして、そのことへの批判もありました。
ただ、おなかを壊している子どもに、
「今日のメニューはとんかつです。
一年間の栄養バランスを考えて計画しているのだから、
残さずきちんと食べなさい」と言われてもなぁと思います。
今日食べなくてもよいと思います。
体調が回復してから食べれば良いのです。
勿論、相手はそんなことを言っているつもりは
ないのでしょうが、
私から見れば、同じことでしかないと思うことも
ままありました。
やはり、私は、
作った靴に足を合わせろといういうような教育ではなく、
一人一人の足に合わせた靴を作る教育でありたいと、
変わらず思い続けています。
それは、結局、
子どもに軸を置いて教育をするのか、
仕事をする大人の都合に軸を置いているかの
違いだったのだと思います。