Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

足に合わせた靴を作る

2021年09月03日 | Weblog

大きな変化の時代に入っています。

計画通りに行かない時代です。

これまで、計画通りに行くことを至上命題として、

私たちは仕事をしてきました。

勿論、そのこと自体はいつの時代も大切なことです。

納期を守り、期限を守ることは、

言うまでもなく信頼に関わる大切なことですから、

私自身、そうありたいと思っています。

ただ、私の教育というフィールドでは、

子どもの状態を見ながら

臨機応変に対応することを大切にしてきました。

また、鮮度の高い教育を作り出したいが故に、

ギリギリまで内容を検討し、

直前に内容を変更することも多くありました。

そして、そのことへの批判もありました。

ただ、おなかを壊している子どもに、

「今日のメニューはとんかつです。

一年間の栄養バランスを考えて計画しているのだから、

残さずきちんと食べなさい」と言われてもなぁと思います。

今日食べなくてもよいと思います。

体調が回復してから食べれば良いのです。

勿論、相手はそんなことを言っているつもりは

ないのでしょうが、

私から見れば、同じことでしかないと思うことも

ままありました。

やはり、私は、

作った靴に足を合わせろといういうような教育ではなく、

一人一人の足に合わせた靴を作る教育でありたいと、

変わらず思い続けています。

それは、結局、

子どもに軸を置いて教育をするのか、

仕事をする大人の都合に軸を置いているかの

違いだったのだと思います。

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