つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

為三郎記念館 2

2011-02-05 | 文化
 日展を見るために名古屋に出たついでに、古川為三郎記念館と古川美術館にも寄りました。5年ぶりです。今回の展示テーマは、「長生きは芸術なり」。創立者の実業家・古川為三郎氏は平成3年、103歳という長寿を全うされました。展示作品の作者は長寿ばかりで、100歳を超えて描き続けた小倉遊亀、奥村土牛・・・長寿の画家中心の作品展です。80以上まで活躍した、横山大観、奥田元宋、上村松篂、東山魁夷、川合玉堂、杉本健吉・・・いずれも当館所蔵のものばかりです。2/13まで。

 為三郎記念館の展示も少し替えてありました。茶室は記念館の中にあるのですが、更に庭にもあります。庭の茶室・知足庵は、2006.11.4にup。庭には、5本の椎の古木があります。古木には精霊が宿ると考え、建築前からあった木を生かして造園されています。平成3年、亡くなられるまで住まわれていて、平成7年に記念館としてリニューアルされ、オープン。近くにある美術館と併せて多くの人が訪れています。

 下の写真は記念館の茶室で、花入れは萩焼。釜は、下間庄兵衛作。炉縁は、静峰作の遠山蒔絵。床の軸は、103歳の誕生日、古川為三郎氏の筆による「夢」。写真には入っていないのですが、荒川豊蔵の茶碗も展示されてありました。


記念館の門(2ヶ所あります)                    玄関前の梅の古木


記念館(桂離宮を思わせます)                         茶室

     
     美術館のパンフレット
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする