庭師さんがもう半月も来ておられて、お茶の接待は2度。毎回違うお菓子を出していますので20種類ほど準備します。庭師さんは一人。昨年秋は事情で来てもらえず茂りすぎていたため、支払もかなり・・・多分今日が最終日になりそうで、お菓子折を準備します。
蔵の整理は、はかどりません。蔵の中には夫の学術書の他に亡父の残した学術書もかなり残っています。夫とは専門分野は違いますが・・・娘の薬学の学術書もあります。他に色あせた戦前の絵葉書もありました。西本願寺で発行されたもので、万葉集996番歌が記されています。テーマは、「皇土に稔る」。4000首余の歌の中で今の時代にはあまり取り上げられません。この時代は皇室に関する作品がよく読まれていたのでしょう。天皇陛下を賛美しています。調べて見ると、
六年甲戌、海犬養宿禰岡麻呂の詔に応ふる歌一首
御民われ生ける験あり天地の栄ゆる時に遭へらく思へば(万6-996)
【通釈】天皇の民である私は生きている甲斐があることよ。天地が栄える時に生まれ合わせたと思うので。
【語釈】◇御民 天皇のものである人民。民はすべて天皇に属したので、天皇に対する敬意ゆえに敬語「御」を付けたもの。
【補記】天平六年(734)、聖武天皇の詔(ご命令)に応じて作った歌。聖武朝讃美の歴史歌巻とも言うべき万葉集巻六を代表するような一首である。
【主な派生歌】
み民われ生けるかひありてさすたけの君がみことを今日聞けるかも(賀茂真淵)
御民われ楽しくもあるか天地のたらへる御世にあらくし思へば(長田鶴夫)
レモンの花
もう半月も咲いているシンビジウム
いかに樹木が多いかわかりますね。
それに草本も多くて、いつも楽しませていただいていますが、それなりにお手入れも大変でしょう。
お蔵の整理も並大抵ではありませんね。
お体を壊さないように頑張ってください。
レモンの花、お隣に丁度今咲いています。
ツキミソウは今年は遅くて11日から咲き始めました。
最初の花は大きいですね。
さすがに広いお庭です。
断捨離を続けておられることに頭が下がります。
Saas-Feeの風は昨秋だったか、ちょっと捨てましたが
作業が長続きせず、そのうちに新型コロナウイルス騒ぎ・・・
そんなことを言い訳にして断捨離を中断しています。
古い絵葉書に万葉集歌・・・心惹かれますね。
Saas-Feeの風も古い絵葉書を持っています。
阪神淡路大震災により全壊した実家の瓦礫から見つかったものの中にあった
古い絵葉書を収納したアルバムです。
和歌に関する絵葉書はありません。
横向きの絵はがきにある文は右から左へ書いてあるものばかりです。
いったいいつごろのものかと調べてもいません。
例えば
萬国郵便聯合加盟二十五年祝典記念
南山ノ攻撃
交替し殿下山陰道行啓記念(殿下妃殿下肖像写真入り 40-5-17の消印あり)
戦艦加賀
日本美術院第五回天覧会出品 (大正八年の日付あり)
などなど・・・
どのように処理すべきなのか悩んでしまいます。
木の処分代がウン万円かかりました。
東京はもっと高いと思います。
レモンは一昨年買いましたので、これからです。
ツキミソウは、まだ小さい蕾が出たところです。
咲くまで一週間はかかりそうです。
思います。
大正八年とか・・・ぜひブログにアップして拝見させて下さい。
震災でも残りました大切なお宝ですからずっと保存し伝えて下さい。
断捨離も疲れてきていやになります。
庭師さん接待もありましたので、進みませんし・・・
本も読みたいし・・・
今ベストセラーのカミュのペストを読んでいます。