つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

地名のはなし

2018-06-22 | 学校

 昨日の放送大学心理学セミナーは、生徒が講師になり講義をする日。松尾さんが「地名のはなし」をして下さいました。彼は考古学にも明るいし、全国レベルの地名研究会の役員。岐阜県の本部は大垣市にあります。1981年、川崎市に「日本地名研究所」が設立されました。

  地名をそれほど深く考えたことはなくて、初めて聞くことも多かったです。日本では、713年に発音はそのままで好ましい二文字で地名を表記するよう決められました。合併などで一つになるとき地名はなかなかすんなりと決まらないようで、海津市も3つの町の一字ずつとった地名「ひらなみ」が候補にありましたが、却下。結局海津市となりました。

 北海道の千歳市は、もともとは、「支笏」という地名でしたが、「死骨」と忌まわしい文字を連想するので、今の名前に改められました。不動産業者が宅地として売り出すのに快く響く宣伝目的で、実際の地形と関係なく、「丘」「台」「山の手」を意識した地名もあります。日本ばかりでなく海外でも宣伝のためにつけられた地名があり、その一つは、グリーンランドです。

 東京の青山はおしゃれな町ですが、もとは岐阜の郡上藩の青山家のお屋敷があった所。私は兵庫県の丹波篠山藩の青山家と勘違いしていました。と言いますのも、長男が東京に遊学していた頃、青山家の屋敷跡だった渋谷の学生寮にいたからです。兵庫県の高校出身者の入る寮です。長く兵庫県に住んでいたことから・・・尚、岐阜県の人は茗荷谷の県人会の寮に入る人が多いです。

 松尾さんは、分厚い日本地名事典を教室に持ち込まれていました。もう40年も前に購入されたとのこと。驚いたことに同じ本を亡父も生前購入していて、今も書庫にあります。父も地名に関心があったようです。

 

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