2010年7月に発生した日本ファルコムツイッター問題について書き留めておこう思う。
7/9(金)、日本ファルコムツイッター担当者がjdkバンドのサーマーソニック出演をめぐって不正投票で投票した方のつぶやきをRTした。
それを見たファンが日本ファルコムに対してDMの送信を行い、『不正行為に対するRTはまずいのではないか?』の旨を伝える。
翌7/10(土)、日本ファルコム側はDMを無視するばかりか、そのDMを送信した人をブロックしてしまう。
そこから急速にファルコムクラスタ間でファルコムに対する不信感が高まった。
週が明け7/12(月)、その方がファルコム社に電話したところ、「無断で当社のアイコンを使用している人にそんなこと言われたくない」との回答が。
さらにファルコムクラスタ間でファルコムに対する不信感が高まる。
同日、12:10:28ファルコムより正式に謝罪が出される。
http://twitter.com/nihonfalcom/status/18324507731
同日、20:19:13ファルコムよりアイコン使用の黙認が発表される。
http://twitter.com/nihonfalcom/status/18346947611
補足:
サマーソニック出演に関しての投票規約に
「1人1日1回まで投票可能」とあったが、問題のツイートには「IPアドレスを変えて複数回投票した」旨の記載があった。
以上が事件の全容である。
ファルコムは完全に初動を誤ってしまった。
問題のツイート自身は注意深く本文を見なければわからないので、ツイッター担当者もRTした際には不正投票であったことに気がついていなかっただろう。
しかし、DMを受け取った時点で
「ごめんなさい!見落としてました(;´д`)」
とでもつぶやいていたらその時点で事態は収束していたはずである。
ファン心理で自分の好きな会社に不正なことをやってもらいたくないという好意に対し、ブロックするという最悪な方法で対応してしまった。
会社とユーザ間を親密にするために各企業が導入を始めているツイッター。
歯車が回っているうちは絶大な威力を発揮し、消費者の購買意欲を促すが、一歩誤った対応をしてしまうと逆にユーザ離れが進んでしまう。
今回の件でもファルコムへの嫌悪感が芽生えてしまった方が少なからずいる。
ツイッター担当者は確かな権限と知識をもって対応にあたってもらいたい。
追伸:
日本ファルコムは上場会社である。
今回の不正が原因でjdkバンドがサマソニに出れなくなったといったことがあった場合には少なからず株価に影響する。
またこのことが原因で不買運動にでも発展しようものであるのならば、大幅に株価に影響する。
事件が解決しなかった場合には、1株主として日本ファルコムIR担当者に電話をかけようと思っていました。
追伸2:
私は根っからのファルコムファンです。