花・伊太利

日々の生活に関する備忘録です。

もうええやん

2007-10-22 20:52:14 | Sports
 昨晩、深夜に中継のあるF1ブラジルGPまで時間がたっぷりあったので、本を読んだりテレビを見たりして時間をつぶしていました。チャンネルを切替えていると、フジテレビのプレミアAで亀田家の特集をやっていました。内藤戦以来各局で続いている一連のバッシングもので、新味と言えば内藤戦でレフェリーを務めた人のインタビューを取ったことでしょうか。私は番組を見ていて、「もうそろそろいいんじゃないか」と思いました。私は亀田大毅選手のファンではなく、むしろパフォーマンス先行のスポーツ選手は好きではありませんが、大毅選手の非はボクシングのルールを破ったことであり、それについてはボクシング界で処罰が決まっています。一般社会のルールを破ったわけではないので、マスコミ各社はもうそろそろ勘弁してあげてもいいんじゃないかと思います。まだ世界タイトルに挑戦するほどの力量を持っていない18歳の若者を、おだて上げて増長させた責任が、マスコミ(特にTBS)に無いとは言えないでしょう。また、興行優先のマッチメイキングなど、彼を取り巻く大人たちの責任も重く、そこそこボクシングの強いお調子者の青年が、大人たちにいいように食い物にされたような印象すら受けます。このところのテレビなどでの亀田叩きを見ていると、格下のボクサー相手に居丈高な態度で臨んで来た亀田家のやり方と、同じものを見せられているようで鼻白んでしまいます。
 話は全然変わりますが、今年のF1のチャンピオンシップ争いも‘to be continued’的な終わりかたでした。最終戦で7ポイント差の3位から逆転して王者についたキミ・ライコネンは、2003年、このブラジルGPで優勝しましたが、後日の裁定でくつがえされ2位に甘んじたことがあり、結局その年はミハエル・シューマッハに2ポイント及ばないランキング2位に泣いています。その因縁のサーキットでチャンピオンの座をもぎ取ったことになります。スパイ問題のあったマクラーレン、そしてドライバー同士の確執のあったマクラーレンではなく、フェラーリのライコネンが3度目の正直でチャンピオンになったのは、収まりの良い終わりかただったと思います。3年連続チャンピオンを1ポイント差で逃したアロンソ、同じく1ポイント差で史上初のルーキー・イヤーでの王座を目前にしながら涙をのんだハミルトン、それとムラはあるもののはまれば無類の速さをみせるマッサ、この4強の熾烈なバトルは来年も続きそうです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿