6/15(日)付朝日新聞の別刷‘GLOBE’のテーマは「ビール」。その中に「ビールと健康」という小さな記事がありました。「飲む人の中には『ビールなんて水みたいなもの』と気軽に飲む傾向もあるが、こうした『軽さ』ゆえの問題を指摘する人もいる」とは記事。確かにビールはスポーツドリンクか何かのように、のどが乾いたら飲むものといった感覚がないでもありません。特に夏場は。さて、気になる「ビールと健康」についてです。「ビール特有の『害』としてよく挙げられるのが、痛風だ。・・・(中略)・・・ビールはお酒のなかで、尿酸のもとになるプリン体が特に多いため、犯人視される。痛風患者や予備軍が『ビールは避けて』と言われるのは一般的だ」、と書いてあるのは耳が痛いところです。しかし、ビール350mlに含まれるプリン体が12~25㎎なのに対して、ほうれん草や豚バラは100gあたり50~100㎎、マイワシの干物は300㎎と、他の食材にはビールをはるかに上回るプリン体が含まれているものもあるそうです。また、公益財団法人痛風財団(こんな財団があるとは初めて知りました。いったい、だれが財産を提供しているのでしょうか)によると、成人は一日に600㎎のプリン体を自らの体内で作っているとか。要はビールだろうが何だろうが、飲み過ぎは禁物ということでしょう。「飲酒はおいしく適量を」と書いてあるお酒のボトルがあります。「楽しく、美味しく、次の日に残らない程度に」、を心掛ければよいのでしょうが、「楽しく、美味しく」と「次の日に残らない」が両立しない時があるのも現実です。この日、夕食時に一番搾りを飲んで自分に「適量、適量」と言い聞かせたものの、お風呂上りにはついサッポロ黒ラベルを飲んでしまいました。「サザエさん症候群」よりはビールが美味しい方が健康にはいいっかぁと言い訳しながら、プハっといきました。