梅雨っぽくない6月の土曜日、夕方買い物に出かけた帰りに、なぜだか急にウィスキーが飲みたくなりコンビニに立ち寄りました。そこで、サントリー・オールドを買いました。サントリー・オールドを飲むのは、いつ以来か思い出せないくらいに久しぶりのことです。でも、前にオールドを飲んだのよりもはるかな昔、私が高校生の頃、開高健の「フィッシュ・オン」を読んだ時のことははっきりと思い出せます。開高健が新潟県の銀山湖へイワナを釣りに行った時の、おそらく坊主だったと思われますが、舟の上でオールドを片手に渋い顔をしている写真が、「このかなしみは、何ならむ」のキャプションとともにやけに印象に残りました。それから、「いつかはオールドを飲んでみたなぁ」と思いつつも、主に懐具合の制約でトリス時代が長く続いたこともあって、オールドはしばらく憧れのお酒でした。その後、比較的余裕が出来てオールドが高嶺の花ではなくなりましたが、いつしか開高健がテレビなどで手にするウィスキーはサントリー・ローヤルになっていて、当時5000円くらいだったローヤルは簡単に飲めるお酒ではありませんでした。そして、世の中は焼酎やら日本酒の大吟醸やらワインやら、ウィスキー以外のお酒が人気を集めるようになり、私も世の趨勢に流されてオールドを飲む機会はあまりなくなってしまいました。憧れた割にはこれまで飲んだ銘柄としては必ずしも上位には入ってこないかもしれませんが、もろもろつらつら思い出しながら、久しぶりのサントリー・オールドをオンザロックで飲みました。
ところで、最近教えてもらった言葉に「寝る前の水は宝水、朝起きの水は命水」というのがあります。それぞれ、血液がドロドロ血になるのを防ぐ効果があるそうです。夜寝る前と朝起きた時にコップ一杯の水を飲むよう心掛けていますが、それとは別にお酒を飲む際も時々水をふくむようにしています。アルコールを分解する過程で身体の中の水が使われるらしく、水分補給しながらお酒を飲むとダメージが少ないと聞いたからです。この日、サントリー・オールドのオンザロックの横には、水の入ったコップが置かれていました。そして、床に就く前に一杯の水を飲んだことはもちろんでした。
ところで、最近教えてもらった言葉に「寝る前の水は宝水、朝起きの水は命水」というのがあります。それぞれ、血液がドロドロ血になるのを防ぐ効果があるそうです。夜寝る前と朝起きた時にコップ一杯の水を飲むよう心掛けていますが、それとは別にお酒を飲む際も時々水をふくむようにしています。アルコールを分解する過程で身体の中の水が使われるらしく、水分補給しながらお酒を飲むとダメージが少ないと聞いたからです。この日、サントリー・オールドのオンザロックの横には、水の入ったコップが置かれていました。そして、床に就く前に一杯の水を飲んだことはもちろんでした。