岸田首相が物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策として39兆円の財政支出を表明しました。今日の朝日新聞朝刊の社説では、「財政規律の喪失を憂う」の題の下、リーマン・ショックや東日本大震災時を上回る金額規模であること、国会審議を必要としない予備費の乱用、総額ありきで効果に疑問があることなどから、「政策の優先順位や将来世代への負担を脇におき、総額を膨らませれば支持が得られるだろうという発想なら、次元の低さにあきれるばかりだ」と批判しています。
私は新聞を読んでシェイクスピアの「マクベス」のあるセリフを思い浮かべました。マクベスを攻めるイングランドの武将・シュアードのセリフです。「あれこれ考えてみたところで、出てくるものは不確かな希望だけだ。確実な結果がほしければ、この拳によって決するしかない。さあ、それには、まず進軍だ。」(福田恆在訳・新潮文庫)
岸田首相は時として行動力を示そうとされます。ただ、それが空回りしているように見えます。とにかく何かをやれば良いというものでもなく、「不確かな希望」を練り上げていく胆力も示してほしいと思います。
私は新聞を読んでシェイクスピアの「マクベス」のあるセリフを思い浮かべました。マクベスを攻めるイングランドの武将・シュアードのセリフです。「あれこれ考えてみたところで、出てくるものは不確かな希望だけだ。確実な結果がほしければ、この拳によって決するしかない。さあ、それには、まず進軍だ。」(福田恆在訳・新潮文庫)
岸田首相は時として行動力を示そうとされます。ただ、それが空回りしているように見えます。とにかく何かをやれば良いというものでもなく、「不確かな希望」を練り上げていく胆力も示してほしいと思います。