花・伊太利

日々の生活に関する備忘録です。

またまた蔵開きへ

2016-03-30 20:57:09 | Weblog
 いろいろなお酒が並んでいて自由に飲める時、すべての銘柄を試してみることもあれば、気に入ったものを繰り返し飲むこともあります。3月最後の土曜日、またまた蔵開きへ行ってきました。前の2回は単一の蔵元の蔵開きでしたが、今回は蔵元が集まるエリア全体の酒蔵まつりでした。十数回目ということで毎年楽しみにしている人が多いのか大賑わいで、試飲するのに人を掻き分けなければならないくらいでした。それぞれの蔵で用意している試飲用のお酒をとっかえひっかえ飲んだり、出店の厚揚げや焼き鳥を肴に物販コーナーで買ったお酒を飲んだりしていると、あっという間に時間が過ぎていきました。引き上げるまであと1時間ほどになった頃、最後にもうひとつ回ろうと訪れた蔵の試飲は有料制でした。蔵の中に設けられた試飲スペースでは、いくつかのテーブルに3種類ずつお酒が並んでいました。どれも美味しくて、初めのうちは全部の種類を飲んでやろうと思っていました。しかし、その美味しいお酒の中でも白眉と思われる、特に私の好みに合ったお酒に出会ってからは、もうそれ一辺倒になりました。むふ、むふふとにやけた顔で同じお酒を繰り返しおかわりしていると、注いでくれる量が少しずつ少なくなってきました。寂しい気持ちになりながら腕時計をみたら、そろそろ帰り時間です。そのお酒をお土産に買いたかったのですが、平成24年に汲んだお酒でもう市場には出ていないとか。貴重なお酒が飲めた嬉しさと、もう飲めないのかという名残惜しさの入り混じった気持ちで家路に就きました。とは言え、今年の3月に出掛けた蔵では、どこも美味しいお酒が飲めました。きっと、むふ、むふふとにやけ顔になる出会いがこれからもあることでしょう。

ふたたび蔵開きへ

2016-03-22 20:34:40 | Weblog
 3月、3連休の初日、里山的風景が広がる中、川沿いに可愛い煉瓦の煙突を見せる酒蔵の蔵開きに行ってきました。近頃、蔵開きは人気なのでしょうか。午前11時頃到着した時は既に大勢の人で賑わっていました。やはり、皆さん、ワッハッハッ、ガッハッハッと楽しそうに飲んでいます。この酒蔵では3種類のお酒がワンセットで500円、それぞれシャンパンのフルートグラスに入っていて、雰囲気、コスパともにバッチリでした。結局、3セットのほか振舞いの樽酒を2杯(ひとり1杯とのことでしたが)、都合11杯の美味しいお酒ですっかり上機嫌になりました。一緒に出かけた家族は普段お酒には厳しいのですが、酒蔵中が「今日はもう飲んじゃうからね」の雰囲気になっているのに押されたのか、3セット目に入ってもバッシングはなく、炭火焼地鶏をパクついていました。「蔵開き、みんなで飲めば恐くない」といったところでしょうか。この日、お酒には寛容だった家族が憤慨したのは、アトラクションの酒粕詰め放題をしている際、いいお歳のおじいさんが孫らしき子どもと決められた袋よりもだいぶ大きなコンビニ袋にせっせと酒粕を詰めているのを見つけた時でした。そのおじいさんは係の人に注意されても、「あら、そうだっけ」みたいな顔で止めなかったそうです。酔いの勢いが悪い方へ出たのでは頂けないと思います。

験を担いだだけでしょうか

2016-03-15 20:20:21 | Weblog
 読売ジャイアンツではここ数年、勝てば試合中の円陣で掛け声を担当した選手がみんなからお金を受け取り、負けると逆にお金を支払っていたそうです。また、練習中のノックでエラーを何回するといくらと決めてお金を取られることもあったとか。これらの行為の賭博性云々については一先ず置くとして、それ以外で気になるのは掛け声担当の決め方です。もし恣意的に決められていたとすると、そこにいじめ性はなかったでしょうか。今は予告先発なので、相手ピッチャーがエース級の時、あるいは相性の悪い相手の時ばかりに担当させられるようなことがあれば、公平性を欠きます。ノックにしてもノッカーは人間ですから、難しい球、易しい球の加減が出来ます。意図的にお金を巻き上げにいくことは可能です。賭博性と合わせてアンフェアな金銭のやり取りの有無について明らかにしてほしいと思います。

蔵開きへ

2016-03-10 21:21:49 | Weblog
 3月最初の日曜日、原田泰治の絵のような農村風景の中を走るローカル電車に乗ってとある酒蔵の蔵開きに行ってきました。駅から酒蔵へ向かって歩いていると、すれ違う酒蔵から駅へ向かう人たちがいい感じに出来あがっていて、「美味しいお酒が待ってるぞ」と自然足が速まりました。駅から15分ほど歩いて酒蔵に着くと、大勢の人が仮設テントの丸椅子やビールケースでニコニコとお酒を飲んでいます。地べたに座ってこれまたニコニコとお酒を飲んでいる人もたくさんいました。搾り立ての生酒を続けて2杯飲んでこちらもニコニコ顔になり、次は何を飲もうかと蔵の中を歩いていると「飲みすぎ注意」の貼り紙が目に着きました。注意書きにある「お水と交互に」は確かに悪酔いを防ぎます。ここからは適宜仕込水も飲むようにしたおかげで、さらに飲んだもう何杯かのお酒もたいへん美味しく、蔵開きを充分楽しむことが出来ました。酒蔵から外に出てみると救急車が出動してきており、あの注意書きは大げさではなく、極めて親身の注意であったことが分かりました。長閑な景色、笑い声の絶えない雰囲気、そして口当たりのよいお酒、あまりの心地よさのせいできっと目測を誤ったのでしょう。楽しい思い出が残るか、苦い思い出が残るかを分けたのは、実に和らぎ水だったと思います。