花・伊太利

日々の生活に関する備忘録です。

シモバシラ2023

2023-01-29 12:30:41 | 季節/自然
 自分の中で季節季節の恒例行事としているもののひとつがシモバシラ観察です。シモバシラは毛細管現象で地中から吸い上げられた水分が凍って出来る氷の花です。週末シモバシラを見に出掛けました。数日前の雪がうっすら残っていて、それに隠れているのか、なかなか見つけられませんでした。それでもいくつかの氷の花を見ることが出来ました。年間スタンプラリーの最初のスタンプがもらえました。

 さて、以前、凍った滝を見に行った時、岩肌にぶら下がっているツララでウィスキーのオンザロックを作ったことがあります。シモバシラのオンザロックはどうだろうと思ったりしましたが、それは想像だけのことにしておきます。

異次元の少子化対策とは何の謂ぞ

2023-01-14 01:19:38 | Weblog
 岸田首相の異次元の少子化対策ってどこかピンときません。年頭の表明以来、財源面を問う声がにぎやかですが、私は違うところに違和感を覚えています。1月13日の朝日新聞朝刊では、岸田首相が小倉こども政策相に、①児童手当を中心とした経済支援の拡充、②学童や病児保育を含む幼児・保育サービスの拡充、③キャリアと育児の両立支援に向けた働き方改革や育児休業などの制度拡充、の施策を検討するよう指示したとあります。

 これらはどれも子どもが生まれた後のことです。私は、少子化の大きな要因は、就職氷河期以降に非正規社員が増え、経済的な不安から適齢期の人たちが結婚に踏み切れないことにあると、ずっと思ってきました。

 生んだ後の心配で少子化になったのではなく、未婚の人が多いことが少子化の根っこにはあるという認識です。であるなら、そもそも的外れな政策に対して、財源がどうのと言ったり、従来にはない異次元な大胆さと力んだりするのは、「ちょっと違うんだよね」といった感じです。

 ゲスの勘繰りで済みませんが、もし「やった感」を出すためだけ、あるいは子育て世代へのポイント稼ぎが狙いの施策なら、少子化の問題は国家の基盤を揺るがすようなもっと深刻な問題だぞと言いたいです。「異次元」が、因果の次元とは異なる方向へ行く意味とならないことを願います。

飲み始め(moderate & suitable)

2023-01-06 00:22:03 | Weblog
 2023年の飲み始めのお酒は佐賀県天山酒造の七田でした。昨年末に親戚から頂いたお酒で、元日、おせちと一緒に味わいました。口当たりはすっきり、フレッシュ、新しい年にふさわしい飲み口です。杯を重ねても口の中がべたついたり、くどくなったりせず、最初と同じのど越しが続きます。クセがないので食事を選ばず食中酒にも適しています。

 そんなお酒なので、つい飲み過ぎてしまいそうですが、逆にこの爽やかさに溺れてはいけないと自制が働きました。「適度な」は英語では‘moderate’です。手元の英英辞典に‘of middle degree,…’つまり中くらいの程度とあります。今年は(も?)目測を誤らずに、美味しいお酒を‘moderate’に飲んでいきたいと思わせる七田でした。

 それから、もうひとつ形容詞を加えるならば、自分の好み、テイストに合う、お酒を飲むいろんなシーンに合うということで、七田には‘suitable’も当てはまりそうだと思いました。‘suitable’なお酒を、‘moderate’に、今年のお酒との付き合いに期待ふくらむ飲み始めでした。