花・伊太利

日々の生活に関する備忘録です。

スターとは

2009-10-31 20:22:18 | Weblog
 昨日の朝日新聞夕刊に女優・岡田茉莉子さんの自伝出版の記事が出ていました。その記事の中に、岡田さんクラスの女優だから言えると思った言葉がありました。映画会社がスターを作らなくなったとして、次のようにおっしゃってます。「CMで当たるとすぐ映画に出演させる。鍛えられてないから消えるのも早い。長続きしない人をスターとは呼べません」 努力をしなければすぐに飽きられ、スターと言われるためには息が長くあらねばならないということですね。私もそう思います。
 折しも、同じ日の朝刊にはドラフト会議で交渉権が確定したスター候補生の笑顔が並んでいます。その彼らに、岡田茉莉子さんの言葉を贈りたいです。

すすき

2009-10-11 23:59:19 | 季節/自然
 日本晴れの日曜、近所の植物園へ行きました。まだ、樹の葉の色づきはありませんでしたが、どんぐりがたくさん落ちていたり、そのどんぐりを拾っている時に寄って来た蚊の動きが鈍く、易々と「パチッ」と出来たりして、だんだん秋は深まってきているなぁ、と感じました。また、すすきが風になびくさまを見て、小林一茶の「散る芒寒くなるのが目に見える」の句が思い出されました。

飲みが足りないでしょうか?

2009-10-06 23:34:25 | Weblog
 朝日新聞社のフリーペーパー・「j-nude」10/1号に、俳優の堺雅人さんのインタビュー記事が載っていました。その中で、堺さんは自分の居場所にはこだわらないとして、次のように述べています。「台本を手にする喫茶店も、極端なことを言ったらひとりぶんの座席さえあればそれで十分。家でもリラックスのためにすることは何もない。深呼吸にしても、リラックスしようと思ってやっている時点ですでにそれはリラックスじゃないんじゃないかと思ったりして。」
 私は、堺さんの「リラックスしようと思ってやっている時点ですでにそれはリラックスじゃない」という言葉に、「確かに」とうなずきました。既にリラックスしている人は、そもそもリラックスしようなどとは思いません。同じような例として、何かに集中している人は、集中しようという意識は持たないでしょうし、逆に言えば、「集中しようと思う時は、集中出来ていない時」と言うことが出来ます。しかしながら、一方ではこんなことも言えるのではないでしょうか。酔っぱらった人に限って、「俺は酔ってない」と言います。それから、「飲みが足りないんじゃないか」と言う場合、言われた方はまだしも、言った方は十分に飲みが足りています。堺さんの鋭い認識は、私の頭の中で解釈されると、すっかりだらしない例外状況に変わってしまいました。

沈黙の秋

2009-10-05 23:23:07 | バケツ稲
 ベランダで育てていたバケツ稲が枯れてしまいました。長さが30㎝を超えると葉先から枯れ始め、次の葉が伸びてもまた枯れ始める、の繰り返しでした。うちのベランダは直射日光の当たるのが午前中の限られた時間だけだったので、日照不足だったのだと思います。子供は幼稚園でずっと「パパはお米を育ててる」と言っていたらしく、期待が叶わなかった子供と、期待に応えられなかった父親と、ふたりしてしょんぼりです。
 最近、お米の代わりにネギを植えました。「草ネギ剛くん」とか「ネギシ季衣さん」とか名前をつけましたが、家族からは無視されています。