新太極拳京都教室

新太極拳京都土曜教室の記録

2007年10月13日の京都教室

2007年10月13日 17時59分56秒 | Weblog
朝晩は涼しく昼間は少し汗ばむくらいの
最高にいい気候だ。
今のうちに練習を積んで力を蓄えておかないと
すぐに寒くなって練習が億劫になりまっせ。

太極拳を一言で言うと

外功:体の動き
内功:内臓や気の体の中の動き

の両面から見ることができる。
外功を整えて、内功を働かせる。言い換えれば、
外功(容物)が無理のない形に整ってくると、内功が
気持ちよく働いてくる、と理解してするといいかと思う。

外功と表す言葉の一つに「含胸ハンション」があるが、
胸を弛めて背中が上から引っ張られているような状態を言い、
この状態ができると「松腰、ソンヤオ」腰、股関節
部分が弛み、丹田に気が収まりやすくなる。
よって内功が働いてくる。

外功と内功はこのように一体のものだが、外功(形や
動き)を正しく身につけていくと内功は育ってくるので
内功は少し深く吐くことをいつも意識するといい。

ここまで小田です。お後をよろしく

はい、バトンタッチしました。
ここからは右田です。

家を出ようとしたら
夫婦で東北に旅行に行くと言う母からの電話があり
今週は準備運動に間に合いませんでした。
つつがなく旅を楽しめることを願っております。

1.準備運動
  省略


2.長拳(チャンチュエン)
  今日はいきなり五歩拳(ウーブチュエン)だったかな。
  資料室の文書によれば

  一.弓歩 冲拳(ゴンブ チョンチュアン)
  二.弾踢 冲拳(ダンティ チョンチュアン)
  三.馬歩 冲拳(マーブ チョンチュアン)
  四.歇歩 冲拳(シェブ チョンチュアン)

  五.独立 亮掌(ドーリ リャンヅァン)
  六.俯歩 穿掌(ブーブ チュアンヅァン)
  七.虚歩 挑掌(シュイブ ティアオヅァン)

  だそうです。
  これらの名称は
  腰から下の型・動作と
  上体の型・動作の組み合わせとなっております。

  太極拳と異なり、長拳は四肢を伸ばします。
  久々にやると、教わったように動けないことに気づかされます。

  一.では、押さえて払う動作
  三.では、上げた腕は真っ直ぐ上へ伸ばす
  四.では、上体のつるべの動き
  五.では、指先より向こうを見る。(そうするとバランスもよくなる)
  七.では、鈎手は後方に伸ばす。

  
  長拳における小田先生の弓歩に至る動作は
  体が前方へ伸びていくように見えますね。
  もちろん重心移動ですけど。
  太極拳の時よりも四肢が伸びた状態になるため
  そう見えるのでしょうね。


3.楊式太極剣32式
  磯野先生の指導で套路です。
  足の運び、次の動作へ移る足首の動き、目の運び。
  足裏でしっかり重心をつかむ、
  その動きにつながるしなやかな膝の働き
  一通り型が動けるようになったら、
  次は全体像の修練ですね。
  なんと言えばよいでしょう。
  基礎は太極拳と同じで
  剣が体の一部になっているイメージでしょうか。
  
  であれば、手首は第2の肘かもしれませんね。  


4.休憩講義
  今日のテーマは内収(ネイシュン)でした。
  「尾てい骨が入る」
  という状態を表します。
  
  ヒデ先生は馬歩の姿勢で
  「腰を入れる」(=腰が真っ直ぐになった状態)
  と指導してくださいますが、この状態と共通する姿勢かな。

  この姿勢になれると、全身がいいところに収まる気がします。
  特に胸椎から上が。


5.気功
  樹木(タントウ)と抱球
  足を踏みつける感覚で重心を上げます。
  これは今まで自分で言葉になりませんでした。
  というより、そういう動きをしていませんでした。
  
  手を上下させる時は、
  肘から先は
  動かすという感覚ではなく、
  ついてくるように力が抜けています。
  肘を上下させ、肘から先は肘までの動きについていくような。
  

6.陳式太極拳36式
  基本功の練習は進歩。
  年会や師範試験を視野において、
  さくらコースは今日は陳式太極拳36式はお休み

7.楊式太極剣32式
  套路の各所のポイントを教わりました。
  何とも奥深いものですね。
  ・円弧の形(守る体勢)
  ・手首の動き
  ・拳指の動き

  陳式太極拳の時に少しずつわかるようになってきた円弧の形ですが、
  これは剣を持った時にもあるのですね。形は異なりますが。
  剣を持った時の進歩は剣に意識を奪われてしまっていますね。
  
  詳しくはまた次の機会に。

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