新太極拳京都教室

新太極拳京都土曜教室の記録

memo 2 : 発拳の練習

2008年01月31日 16時07分52秒 | Weblog
  ・発拳の練習
   まず馬歩でつるべの動きを復習します。
   立ち足が異なるだけでその他は同じです。

   次に一段8番の掩手肱捶の3つ目の動作 合臂guo拳の型を確認。
   左手は剣指で突き出し、右拳は左ひじのそば右下に寄せます。
   やや右方向に身体を捻って重心も右寄りににためた形です。

   この状態から転腰と重心移動を一気に解き放つのが弓歩発拳です。
   弓歩発拳では、右ひじの軌道はほぼまっすぐ腰から伸びていますが、
   右拳の軌道は楽譜でいうヘ音記号をひっくり返したような軌道になります。

   右拳の移動開始が右ひじから遅れるように動かすことで
   ムチのようなしなりが加わります。


   弓歩発拳とは、
   「重心移動+転腰+右腕の内旋+ひじから先のしなり」を
   拳に載せる型です。
   緩やかな動きが多い太極拳では数少ない
   「コンチクショー!」的攻撃なのです。
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2008年01月26日の京都教室

2008年01月26日 19時15分44秒 | Weblog
出町柳には、私が勤める会社の保養施設があります。

昨晩は夕食時から雪が降り始めましたが、
夜が明けて庭に降る様は静寂が静かに舞い降りるようで、
普段の喧騒をひととき忘れられたような気がしました。

昨晩は某ゲーム機メーカーの技術者の方々との
異業種交流会を仕切ってましたので、
静寂なんて感じるヒマありませんでしたケド。

すきやきはおいしかったですが、
その後の交流戦では
用意した優勝カップ持ってかれました。


そんなこんなで疲労の限界?ですが
今日も身体をほどきに来ました。


この記録は、記録者(右田)が
     土曜日の京都教室とその後で感じたことをまとめたものです。
     感じたことを共有していただけましたら幸いですが、
     個人的な感覚も多々ございますので、
     すべて正しいものとは思わないでくださいね
     こんな感じ方をする人もいるのだなぁくらいでお願いします。


もくじ
1.準備運動
2.長拳(チャンチュエン)
3.楊式太極剣32式
4.気功
5.陳式太極拳36式



1.準備運動
  ・スワイショウ
  ・関節の円運動とストレッチです。

  スワイショウや関節の円運動でも身体が緩んでほどけていくので、
  少しずつ楽になっていく感じがします。
  
  え?単なる運動不足って??
  

2.長拳
  正踢腿 (チェンティートイ)
  外バイ腿(ワイバイトイ)
  五歩拳(ウーブチュエン)

  ここでいつも、身体のほぐれ具合がわかります。
  よくほぐれ始めている時は、
  足は楽に上がり大きく弧を描くことができます。
  あくまで自分で感じられる違いですが。


3.楊式太極剣32式
  基本練習と套路

  今日の基本練習は進歩と撩(リャオ)でした。
  撩(リャオ)は反握剣(逆手)で下から持ち上げる動作です。

  ・この型は動作中は攻撃に見えますが、
   終形は防御の型です。
   眉間の前方に右手があり(つまり剣柄があります)
   剣身で自分の身体をカバーする形です。  

  ・剣の回転開始時は自分の斜め後方を向きますが、
   視線は剣尖です。

  ・転腰につれて後ろの足も内旋します。



4.気功
  樹木(タントウ)から抱球。
  次いで、両掌の労宮を重ねて丹田へ。



5.陳式太極拳36式
  すみれコースとさくらコースに分かれて基本練習と套路。

  基本練習は進歩と退歩です。
 
  ・陳式の退歩の足の運びについて(記憶メモ)
     擦歩(サープ)で下がります。
     擦歩そのものは重心移動を伴いませんが、
     この歩法は速やかなる重心移動の第一歩にあたります。
     
     従って、足の運びは鋭敏に力強く行います。
     そのために、カカトから下がるという明確な意識が必要です。
     そうすることで、
     ふくらはぎや太ももの裏側の筋肉をしっかりと使い、
     力強く鋭い動きが生まれます。


     カカト以外の部分(例えば足指の付け根など)が床をこする
     ような動きは「カカトから下がる」状態には至っていません。



       
  ・套路
     一段  9番 双推手   の 虚歩双推掌
     二段 15番 右六封四閉 の 虚歩双搨掌
     三段 25番 左六封四閉 の 虚歩双按掌

     この3つの腕の動きに共通すること
     それはひじから上の外旋です。
     目的は相手の腕を外にはじき出すための回転を生むこと。
 
     この動作を転腰しながら行い、掌を押し出します。

  この日の套路を先生が撮影してスライドショーにしてくださいました。
  こちらをご覧ください。   套路

  ではまた来週
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2008年01月19日の京都教室

2008年01月19日 15時47分18秒 | Weblog
この日は師範・拳士試験の日でしたが、
あいにく記録者は見に行くことができませんでした。

「自分の仕事」と
「実家が所属する自治会の役員選出に関する文書の作成」
のために実家に戻る、
というスケジュールに押しのけられてしまいまして


受けられた方が皆さん合格されますように
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2008年01月12日の京都教室

2008年01月12日 22時05分10秒 | Weblog
新しい年が始まりましたね

皆さんは今年一年、どのように過ごしたいと思われましたか?
友人や家族のこと、仕事のこと、太極拳のこと、いろいろおありでしょうね。

新たな年を迎えると
「一年の計は元旦にあり」という言葉を思い出しますが、
Googleで調べてみたらこんな句が出てきました。


一日の計は朝にあり  
一年の計は元旦にあり  
十年の計は樹を植えるにあり
百年の計は子を教えるにあり

だそうです。
私は・・・そうですね。
太極拳のことではないのでメモに書いておきます。   メモ1:抱負?



3週間ぶりの太極拳は、
地に足がつかず虚実はあいまい、
身体の各所の情報は以前のように感じ取れない、
目隠ししているような気分でした。



この記録は、記録者(右田)が
     土曜日の京都教室とその後で感じたことをまとめたものです。
     感じたことを共有していただけましたら幸いですが、
     個人的な感覚も多々ございますので、
     すべて正しいものとは思わないでくださいね
     こんな感じ方をする人もいるのだなぁくらいでお願いします。


もくじ
1.準備運動
2.長拳(チャンチュエン)
3.楊式太極剣32式
4.気功
5.陳式太極拳36式
6.今日の講義


1.準備運動
  関節の円運動とストレッチです。
  スワイショウをしたかって?・・・知りません


2.長拳
  正踢腿 (チェン ティートイ)
  外バイ腿(ワイ バイトイ)
  五歩拳(ウーブチュエン)
  

   写真は五歩拳の
   6番 俯歩穿掌(ブーブチュアンヅァン)から
   7番 虚歩挑掌(シュイブティアオヅァン)へと
   移行中の動作です。

                 ※T.Nさん、写真のアップロード
                   いつもありがとうございます。
 

3.楊式太極剣32式
  基本練習と套路


 套路後の磯野先生のチェックポイント
  ・練習されてきた皆さん、一通りの動きはできるようになっています。
   
  ・弓歩の時の腰の回転が不十分な姿が目立ちます。
   弓歩で前に出ている足の向きと同じ方向に
   骨盤が向くようにしましょう。
             メモ2:追記ポイント(右田)


  ・剣を左手に持って剣尖を上に向けておく型においては
   剣が斜めにならないように気をつけましょう。

 小田先生のチェックポイント
  ・套路はただの型の連続ではなく、用法を含んでいます。
   用法を身につけて行きましょう。

   →その動作が何をしているのかを理解することですね。
    そして“していること”がわかったら、套路の中で
    “していること”を実際にやってみましょう。


4.気功
  樹木(タントウ)から潜心禅掌。
  次いで、両掌の労宮を重ねて丹田へ。



5.太極拳
  すみれコースとさくらコースに分かれて基本練習と套路。

  基本練習
  ・進歩  「動作を呼吸に合わせて」との小田先生の指摘。
  ・退歩  「楊式と陳式では型が異なります」 

          え?知りませんでした。

       「陳式では、カカトから後方に摺り出すように足を運びます」

          楊式ではどんなだったっけ???
          むむむ。
       
       「転腰しながらの退歩となります。(だったっけ?)」

          確かに小田先生の動きは身体が回っている。
          進歩の逆で、
          後方に摺り出した足がまだ虚のうちに、
          後方の足の外旋とともに骨盤を回しているということかな。

       
  套路   最初にも書きましたが、3週間ぶりだったためか
       地に足がつかず虚実はあいまいという状態でした。
       前回書いたような、
          意守丹田(丹田に意識があること)
          気沈丹田(気が丹田に沈んでいること)
       という状態は普段でもなかなか近づけないものですが、
       今日はあまりにほど遠かった。
       
       「マイペースでやってみて!」との一声が
       小田先生からあったので
       ひとつひとつの動作について
       今まで教わってきたことを確かめながら
       自然な呼吸と動作が一致するように套路をしてみました。

       すると、一緒に套路をした他の3人の方とペースが全く合わず
       完全に遅れてしまいました。反省。


       深、長、細、均、穏やかな呼吸が動作と一致し、
       かつ他の人にペースを合わせられるようになりたいと思います。
       
       太極拳はマスゲーム(動作をそろえた踊り)ではありません。
       ですが、その出自は武術ですから
       相手(敵)の動作に
       自分の呼吸を合わせることができなければ
       “呼吸と一致した動作”で相手を迎え撃つことができません。

       従って、周りの人の動きに合わせて呼吸し
       その呼吸に合わせて動作する練習には価値があります。

       
       その呼吸が
       深く、長く、細く、穏やかで
       しかし時には短く、太くなりつつも、
       決して乱れて苦しくなることなく
       しなやかにそして途切れることなく動けるようになりたいです。

  提案
       いつも年会の表演が終わった後に思うことを思い出しました。
       テンポを合わせる練習をするなら、
       基準がはっきりした練習の機会がもっとほしい。
       曲のテンポを基準にする練習を
       そろそろ始めてはいかがでしょう。

       より効果的な表演の練習ができるような気がします。

  
6.今日の講義
  さくらコースの套路の後の小田先生のお話の覚書です。
  テーマは【意識と視線】です。

       「太極拳は武術です。
        一つ一つの動きには相手(敵)があります。
        従って“細かいしぐさ”にも意味があります。
        動作の前には“意識の動き”があります・・・」
     
     後は、メモの方で。     メモ3:意識と視線         
     
        

  ではまた来週
  
  来週はいよいよ試験日ですね。
  師範、拳士の試験を受けられる皆さん、
  よい結果が得られるといいですね
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memo 1 : 抱負?

2008年01月11日 23時20分42秒 | Weblog
年末に電車の移動時間をつぶすために
阪急茨木駅で書店に寄りました。
そこで偶然背表紙に「親の品格」と書かれた本を見つけ、
手に取って書き出しを速読し買うことにしました。

著者は坂東眞理子さんという方です。
「女性の品格」という本も出されているそうです。

そちらには興味ありませんが、
「親の品格」という本には
自分自身がこれまでに両親や周りの人から教わってきたことを
思い出させてくれる言葉の数々が明瞭に書かれていました。
(他にもありますがここでは省略)
この本に書かれていることは
優れた考え方のひとつであると受け取りました。


自分が親になった時に軸となる考え方を持つこと。
仕事やユニオンの仲間に対して、
先輩として後輩に接する場合にも同じことが言えます。
後輩の理解力によっては伝え方もその効果も変わりますけれども。
小さな子と接する場合には特にそうでしょうね。

ですけれど、小さな子は周りの大人がすることをよく見ています。
そして自然と吸収していく。
だから、大人は模範を示さねばなりません。
でも、意識的にそうしなければならないという状態が続くのは苦しいですよね。
だから、「自然な行動が周囲の模範となる」
そういうレベルであればよいということになります。

「套路が一通り動けるようになる」
そういうレベルでよいと思えばまだ楽ですが
もう少し上でしょうか。
どう動けばよいか理解し身につけることかなと思います。
その程度でよいと思えばあまり苦しいことではないかも。

套路ももっともっと奥深く学べそうですね。


人は
周りにいる人に(良くも悪くも)影響力を持つ存在です。
人は
周りにいる人から影響を受ける存在です。
望んで影響を受ける場合もありますし、
気づかぬうちに影響を受けている場合もあるでしょう。

昔の社会や宗教は、徳を備えることを人に求めてきたように思います。

よい影響を周囲にふりまく人々が減少するとしたら、
よい影響を受ける人々はそれ以上に減少するでしょうね。

昔の社会や宗教は、
よい影響を周囲にふりまく人々が減少すると
社会が急速に荒れていくと理解していたのでしょうか。


そうであるならば、
後に続く人の成長を見守り成長を促すことは、
極めて大切なことであると感じます。



箱根駅伝の特集を見ていて思いました。
彼らは2つの襷をつないでいると思います。

1つは1年の想い。
それはチームで醸成したものであり、肩にかけた襷。
定められた区間を走り抜き、次の走者に託すことです。

1つは長年の想い。それは先輩がそのまた先輩から受け継いできた意志。
1年の練習と叱咤激励と箱根駅伝の激走によって
先人から得たことを後進に伝えていく。

そうして連綿と受け継がれていくものは
伝統に込められた想いと同じであるように感じられます。

今の自分は決して単独で現在の自分に成ったのではありません。
親や先輩や周りの社会から様々な影響を受けて成長している。
今現在も、これからもそうであると思います。

親や先輩や周りの社会から受けた様々な恩恵に対し報いる方法は
後に続く者に伝えることにあるように思います。

大切なことを受け継ぎ、それをまたしっかりと伝えていく。
生きている間により多く体現したいですね。


一年の計ならぬ、ちょっと長期的なお話でした。
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memo 2 : 楊式太極剣32式 本日の追記ポイント

2008年01月10日 15時29分41秒 | Weblog
   →追記ポイント(右田)
    骨盤が斜め前を向いてしまう人は
    弓歩の後ろ足の内旋が不足しているのかもしれません。
    それが不足しているのに、
    骨盤だけ前を向こうとすると、
    弓歩の後ろ足の付け根(股関節)が苦しく感じられますから。

    小田先生も磯野先生も骨盤が前を向く時、
    同時に弓歩の後ろ足の内旋をされているようです。
    進歩(弓歩を連続して動く基本練習)の時によく指摘される動きです。
    
    後ろの足が内旋し骨盤が前を向くと、
    弓歩の虚実がより明確になる気がします。
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memo 3 : 意識と視線

2008年01月09日 15時51分46秒 | Weblog
この記事は長いですよ。

さくらコースの套路の後の小田先生のお話の覚書です。
テーマは【意識と視線】です。

記憶から要所を書き出し、
これまで説明を受けてきたことを肉付けして
私自身の現在の理解として書いてみました。


ある意味、妄想戦?
想像力豊かだということにしときましょう。

ですので、小田先生の説明とは異なる可能性があります。
たぶん違うところがいっぱいあるでしょう。
読まれる方はあらかじめご了承ください。


現在の理解が違ってもそれでよいです。
そこからが新たなスタートということで。

 


  「太極拳は武術です。
   一つ一つの動きには相手(敵)があります。
   従って“細かいしぐさ”にも意味があります。
   動作の前には“意識の動き”があります。」
     
  ハイここから妄想開始です。
  さぁ行ってみよう。


        
1.起勢       起勢の際は前方を向いていますが、
            意識は左前方から向かってくる相手に向けています。
(1)両手左前掤   それから視線を相手に向け、両手で受け流します。

(2)両手右後捋   受け流し終えながら、
            意識は左方から向かってくる次の相手に向けます。
        
(3)両手左前掤   体と視線を次の相手に向けて、
            体の各所をわずかずつひねりながら相手を受けます。
            この時、視界にはすでに
            次の相手が向かってくる様子が見えます。

(4)転身右捋     受けた相手に視線を向けたまま
            正中線をしっかり保ち右方向へ引き込み
            転腰により相手の勢いを受け流して
            右方向(回転前は右後方)へ導き離します。
        
2.右金剛搗碓
(1)推掌擦歩     重心を右足へ移し、左足は左後方へ擦歩することで
            正中線を保ちます。
            先ほど見えていた相手が左後方に迫っています。

(2)上歩撩掌     擦歩から左転腰で左弓歩の体勢に移ります。
            その時の重心移動の力を利用して
            次の相手を迎え撃ちます。
            掤掌?で相手の左脇を打つことで相手の攻撃態勢を崩し
            続く撩掌?で相手を打ちます。

(3)握拳提膝     右掌は拳にして相手の顎を打ちます。
            独立歩の左足は
            相手の顎を打つ動作の反力を地に伝えます。
            そうすることで、打撃は威力を得ます。
            右足は左足を踏む補助動作であり、
            次の動作への予備動作につながっています。

(4)震脚za拳     (不明)
        
3.攬扎衣
(1)転腰托拳     一旦左方向を睨み、間があることを把握し、
            右方向に次の相手がいることを感知します。

(2)内旋分掌     右方向を向き右足に重心を移しつつ右手で払い守ります。
            左前方に次の相手が迫っています。
(3)擦歩合臂     左足に重心を移しながら左方を向き
            相手の攻撃を見据えます。
            擦歩で重心を下げつつ、
            左腕と右腕で相手の右腕をはさんで捕らえ、
            相手が突っ込んでくる勢いを
            両腕と背中の動きにより捌いて
            相手の態勢を自分の右方向へ崩します。

(4)馬歩拉横掌   相手の右脇へ右掌の外側を打ち込み、
            右方向への重心移動で馬歩の態勢となりながら
            相手をさらに崩した後、
            左転腰の回転を右掌に伝えて相手に打ち込みます。

4.白鶴亮翅
(1)扣脚下捋     すでに次の相手が
            右前方から左拳を突き出してきています。
            両手で相手の腕を受け流し左下方へ崩します。

(2)右捋擺脚     さらに左前方から来た次の相手の右拳を受け、
            その勢いは右転腰で自分の右後方へと受け流します。
            意識はすでに左方です。

(3)丁歩合臂     またまたその次に左前方から来た次の相手の突きを
            左腕と右腕ではさみ、

(4)虚歩開臂     相手の勢いに両腕の動きを重ねて相手の態勢を崩し、
            相手の右脇へ右掌の外側を打ち込み払い上げます。
        
5.斜行拗歩
(1)転腰下捋     前方からもさらに次の相手が迫っていますが、
            意識は後方の相手を察知。

(2)擦歩lie掌     右掌の外側で後方を守りつつ、相手の攻撃を避けます。
            左方の相手もだいぶ迫ってきていますので
            左掌で守りながら擦歩。

(3)弓歩撃掌    先ほどの相手が自分の前に出て、たたらを踏んでいます。
            その左背後を、左転腰の勢いを載せた右掌で打ちます。
            (押し出す?)
            さあ次は左方の相手です。

(4)弓歩拉横掌   打ち込んでくる腕を右掌で受けて
            右転腰とわずかな重心移動(右)により右方へ崩し
            左転腰とわずかな重心移動(左)の力を右掌に伝えて
            相手に打ち込みます。

6.堤収
(1)転腰撑掌    さらに次の相手が左方から来ます。
            視線をそちらに向けて左にわずかに転腰し、
            両手で相手の腕(襟首?)をつかみます。

(2)扣脚合臂    つかんだ両手を引き込みます。
            引き込んだ相手を見ています。

(3)収脚収手    相手が(無防備なまま?)立ち上がろうとする間に
            次の攻撃の予備動作です。

(4)提膝臂掌    みぞおちに突きを入れてあげます。

7.前蹬
(1)擦歩下捋    後方を確認しつつ、次の予備動作となる擦歩です。

(2)弓歩前擠    左掌に右掌を合わせながら左転腰の勢いを
            両掌に載せて前方の相手に追い討ち。

(3)上歩十字手   前方に崩れ落ちた相手に追随

(4)馬歩分掌    (同上)

8.掩手肱捶
(1)震脚裁捶    起き上がろうとする相手に真上からさらに追い討ちの拳。

(2)馬歩分手    両腕でその相手を払い前方に倒し、
            そのまま両手で左右を守りながら、

(3)合臂guo拳    わずかな重心移動(右)とともに右方を確認し、さらに
            わずかな重心移動(左)とともに右から左へ視線を移す。
            起き上がろうとする相手を視界に捉えながら、左方を確認。
            迎撃態勢に入る。

(4)弓歩発拳    左転腰の力を右腕に伝えて相手に打ち込む。
        

と、ここまでが第一段 8番までの妄想戦でした。

動作に武魂を入れることを今年の課題としましょう。


しっかし、これでようやく全体の1/4程度。
先は長い・・・ですね。
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