新太極拳京都教室

新太極拳京都土曜教室の記録

2007年5月26日の京都教室

2007年05月26日 19時20分02秒 | Weblog
だいぶ暑くなってきましたね

この記録は、記録者(右田)が
     土曜日の京都教室とその後で感じたことをまとめたものです。
     感じたことを共有していただけましたら幸いですが、
     個人的な感覚も多々ございますので、
     すべて正しいものとは思わないでくださいね


1.基本練習
  蹬踢冲拳(ドンティーチョンチュアン)です。
  まず足の動きの復習の後、
  腕の動きも合わせての練習でした。
  かかとを蹴り出す時は手の型は掌、
  つま先を突き出す時は手の型は平拳です。
  動画ですドンティチョンチュアン

  腕の動作のポイントは
  腰の回転ではなく上体のつるべの動き・・・なのですが、
  この時、肩に力が入っていると動きがしんどいです。
  上体はリラックスして
  「わきをすり出すように」
  「腕の内旋・外旋」
  この2つにだけ気持ちを向けておきました。
  
  かかとの時の足の動作については
  2007/4/28にすでに書きましたが、
  つま先の場合は、
  「足先よ。槍となってはるか向こうまで貫け」といった気分で
  突き出しておりマス


2.楊式太極剣32式
  第一組から第二組3番の
  12.縮身 斜帯(スォセン シエタイ)までを復習。

  今日の練習 第二組の5番にあたる、
        13.提膝 捧剣(ティシ ポンチェン)を練習しました。
        終形は剣を捧げ出す動作です。
        今日のポイントは2つ。
        ・ハの字になったら「手首を巻き込むように」
         これも外旋かな。
         この動作は実に滑らかに次の動作へとつながります。
        ・終形は剣を捧げ出す動作
         「ささげ出す」です。
         左手は右手の下で捧げ持つ形です。
         “剣指で右手の上”ではありませんでした。


3.休憩中の話
  小田先生が監修?されたイラスト付きの本を見せてくれました。
  太極拳の基礎の動きも含まれていて、
  とても見やすく、親に買ってあげたいと思います。
  また本の名前など教えてください。


4.36式太極拳
  すみれコース
  ・・・二段、入ったそうです。

  さくらコース
  太極拳基本功はいつもの歩法でした。

   本日の練習
     二段です。
     二段2番 12.退歩圧肘(トイプ ヤーチョウ)の
     (1)転腰合臂 (2)転腰畳臂 (3)後座蹺臂 (4)退歩按掌
     までの動きを練習しました。
     それぞれの動作については先週書いたとおりですが、
     終形について新たな説明を受けました。
     退歩按掌での歩型は“半馬歩”

     今まで虚歩だと思ってやってました。
     確かに虚歩には違和感がありました。
     退歩圧肘(トイプ ヤーチョウ)の鋭い重心移動に対し、
     虚歩で自分の重心の移動を止めると
     よく不安定になりましたので。
     自分の動作の何が違うのかなぁ?
     とこれまで思っていたんです。

     半馬歩。これなら、鋭い重心移動だけでなく
     先週出てきた「相手を左手で押さえる」という
     重心を沈める動作ともかみ合います。
     
     さて、できるようになるかな?オレ

     腕の動作は二人一組で練習しました。(これも推手?)
     (3)後座蹺臂→(4)退歩按掌に至る、
     腕の動作です。
     (3)後座蹺臂の時、
     相手の左手首を右の掌で(ねばりつけるように)捕らえます。
     右腕の外旋とともに右足を後退し重心の後方移動開始。
     左腕はその場所に残るように。
     結果として相手の左腕の上をスライドするように見えます。
     重心の後方移動が終わるまでに重心の高さも下げます。

     言う(説明を書く)は易し
     練習中の動画です 12.退歩圧肘


     いやぁ。ぎこちないですねぇ。
     ムズカシイです
     1人でも練習しましょう。

  また来週。あ
  来週はMt.富士ヒルクライムでした。
  お休み致します
  
コメント (4)
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2007年5月19日の京都教室

2007年05月20日 12時18分28秒 | Weblog
今日の午前中は不安定な天気でしたね

緑がとても美しい季節ですね。
この頃の緑には躍動感を感じます。
眺めていると活力をもらえるな気がします。


さて、本日のメニューです。
今日のテーマは肩の緩みでした。
肩の“虚”の状態かな。

1.準備運動
  準備運動は最近書いていないのですが、
  今日はテーマに絡む動作がありましたので少しコメント。

  両腕を左右に伸ばし、各関節を緩めた後、
  体側を伸ばすストレッチのような動作でした。
  肩の関節を緩めるのがなかなか難しいのですが、
  これができた(ような気がする)時の方が、
  手のひらの感覚が強くなります。
  
  
  理解が程遠いので今回は詳しくは書きませんが、
  腕と体側のストレッチになっていたようでした。
  また機会があれば書いてみたいと思います。


2.基本練習
  蹬踢冲拳(ドンティーチョンチュエン)です。
  先週の復習の後、
  久々に腕の動きをつけてみました。・・・が、これのぎこちないこと。
  腰を回す気でいたら、下半身は独立歩になっているので
  腰の回転では腕を打ち出せません。
  それでぎこちなくなっていたのかな?

  ここは、腰の回転ではなく上体のつるべの動きで打ち出します。
  右手を打ち出す時は、左手を引く動作の反動を利用します。
  腕の引き・押しの動作には広背筋が強く関わっているようですね。
  左手を引く時の広背筋の収縮・伸張の連動で右手が打ち出せる、
  と考えておきましょう。
  
  腰の回転を使わずに状態のつるべの動きを練習するには、
  独立歩の形を取るのが1つの手ですね。

3.楊式太極剣32式
  第一組から第二組3番の
  11.転身 斜帯(ヅァンセン シエタイ)までを2回復習。

  今日の練習 第二組の4番にあたる、
        12.縮身 斜帯(スォセン シエタイ)
        終形は体を締め斜めに引連れる動作です。
        この動作は簡単に見えますが、簡単にはできません。
        上体の動作と足の運び。正直言いまして、
        自分の動きはこの2つが全く合っていない気がします。
        上体の動きもまだまだです。
        また練習しましょう。

4.気功
  今日は始めた時から
  いつもと違う感覚がありました。
  “地に足がついていた”気もしましたが、

  かかとと土踏まずの間、ちょうどくるぶしの下付近ですね。
  ここで自分の重みを感じていたのですが、
  なんと言うか
  手のひら全体に感じる妙な感覚が
  足裏にも感じられました。

  さて、
  今日のは潜心禅掌というのかな。
  百会を両手の労宮で照らします。
  その後、息を吐きながら
  両手を胸の前で合わせるのですが、
  その位置(胸との距離、高さ)は
  人それぞれ合う位置があるようです。
  上体の力がよく抜けるところ、とでも言えばよいのか。
  自然と収まるところがあるようです。

5.36式太極拳
  すみれコース
  ・・・二段、入りました?

  さくらコース
  太極拳基本功
  いつもの歩法です。
  斂臀を意識しながら弓歩です。
  今日は最初から腰椎の位置と尾骶骨の位置にそれぞれ手の甲を当てて
  意識しながら弓歩の練習をしました。

  前方に歩いたら、後退の練習です。
  この時は両手の労宮を重ねて丹田に置きます。

  今日の講義タイム
    肩の関節の緩み。
    これもまた虚でしょうか。

    肩も緩めるときのポイントは
    ・肩を意識的に下げようとしないこと。
     →首の筋肉(僧帽筋)が緊張してしまいます。
    ・心地よいソファに座った気持ちになって
     鎖骨と肩甲骨が下がっていくのを感じましょう。
     (予め鎖骨と肩甲骨を触っておいて
      その位置を意識しておくのもよいかも)

    「虚実分明」
     今日もこのことについて説明をいただきました。
     虚実分明の体現は、時をかけただけレベルが上がっていくそうです。
     例えば
     自分の擦歩と先生の擦歩の動きの違いにレベルの差を感じます。

     「重心移動」
     これと
     「かかとから足を伸ばす」、
     あるいは
     「足を引き付ける」

     こういった動作がはっきり分かれることで
     動作の虚実が明確に分かれるそうです。

     これができないと、足の運びはズルズルズルという感じの
     キレのない動きとなります。
     (今の私もそうですね)

   本日の練習
     二段を一通りおさらいしました。
     この時の重点は足の動作の虚実です。
     これ、相当にムズカシイ
     初心に帰りましょう。

     腕の動きの練習
     二段1番 11.倒巻肱(ダオジュエンコン)の
     (3)退歩巻肱→(4)退歩巻臂から
     二段2番 12.退歩圧肘(トイプ ヤーチョウ)の
     (1)転腰合臂 (2)転腰畳臂 (3)後座蹺臂 (4)退歩按掌
     までの腕の動きを練習しました。

     (1)転腰合臂
       腕の回転は 左は小円、右は大円です。
     (2)転腰畳臂
       腰が右回転することで右肘を突き出す動きとなります。
     (3)後座蹺臂
       左足に重心を移し、右足をひきつける際、
       腰が左回転しますので、左肘を突き出す動きとなります。
     (4)退歩按掌
       左足を蹴り、退歩。右足で重心をきっちり受けます。
       左足の虚歩で終形。
       左掌で相手の膝を押さえる形だそうです。


  さて、先週いただいたおみやげは草魚でした。
  また来週
  
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2007年5月12日の京都教室

2007年05月13日 23時50分39秒 | Weblog
今日は14日ぶりの太極拳教室でした。

珍しくさまざまな雑念が頭の中を巡り、集中を欠きました。
このブログにいろいろ書くようになりましたが、
その時言葉にできても、体の動きについていないことが
大変多くあることを感じました。

まぁ、まず10分遅刻してくるのがダメですね。
心がけがなっておりません。(自分で言うのもなんですが)


さてさて、本日のメニューです。

1.基本練習
  いつもの準備運動の後、(いかにも参加してたかのよーに)
  蹬踢冲拳(ドンティーチョンチュエン)を繰り返します。
  ただし、上体は使わず、(手は腰に添えて)
  股関節から下の動作のみ繰り返して歩行する練習です。
  
  ポイントは前回書いた2点ですが、特に
  「独立歩(ドゥリーブ)の姿勢の時は膝から下に力みがないこと。」
  これが難しい。

  何が難しいか、というと・・・
  『次にかかとを蹴りだすぞ!』
  という意識が知らずに力みを生んでしまうことです。
  これは、後で出てくる太極拳の練習の時にも感じました。

  
  さて、今日は
  かかとを蹴り出す動作で教室の端から端まで2回、
  それから(なんと言うかな)
  つま先を突き出す動作で教室の端から端まで2回、
  繰り返しまして、基本練習は蹬踢冲拳の足の動作に終始。
  しかしこれが今日のテーマを象徴していました。

2.楊式太極剣32式
  第一組から第二組2番10.左弓歩 刺(ヅオゴンブ ツ)まで復習。

  今日の練習 第二組の3番にあたる、
        11.転身 斜帯(ヅァンセン シエタイ)
        終形は体を回し斜めに押し出す動作です。
        
        左弓歩 刺の終形から剣をほぼ水平に引きつつ、
        重心を右足へ移し、“虚”となった左足首を内側へ。
        左剣指は右親指の付け根付近かな?
        剣身は右肩のすぐ前にあります。
        教室ではこの状態を「肩に担いだような」
        と言います。
        
        体の回転の準備が整いました。
        (自分の動きの間違いを発見
        左足に重心を移しつつ、
        ・剣身の回転(縦→水平へ)
        ・左足首から腰へ「回転を伝達」
 
        反対側へ向きつつ右弓歩の体勢へ。
        剣は体の回転の途中から
        「水平になぎ払うように終形へ向かう」
        ように見えました。
        まだできません。
        
3.休憩
  今日の休憩は30秒?!でしたので、ボーっとして終わり。 
  今日は、
  間を空けずに定期的に練習している時と違った感覚でした。
  動作中に思い出す前回の記憶がいつもより少ない。
  あまりに違和感が強くて剣の動きが浮いているようでした。

4.気功
  息を深くゆったりと吐く動作以外に
  頭の中に記録がありません。
  まぁ、こんな日もあるでしょう。

5.36式太極拳
  すみれコース
  一段の復習だったと思います。

  さくらコース
  太極拳基本功
  いつもの歩法です。
  斂臀を意識しながら弓歩です。
  前方に歩いたら、逆に後ろに戻ります。

  ・“虚”の足を後方から前方へ進める時のポイント
   これがまさしく今日の基本練習の時と同じ。
   膝から下は力みなし。
   前だろうが横だろうが自在に歩める状態。
   次の動作を意識した準備の力みもありません。
   と、書いちゃ~いますが、まだできてませんって

  ・弓歩で前方に進む時のポイント
   腰椎の位置と尾骶骨の位置を意識します。
   このとき「斂臀」です。→2007/04/21講義タイム参照。

  ・弓歩の完了時のポイント
   弓歩の終形でかかとを蹴るように動作を意識すると
   ひざが伸びます。

  今日の講義タイム
    今日の言葉は「虚実分明」
    言葉の意味は文字通り
    虚の部位と実の部位が明らかに分かれていること
    なのですが、
    太極拳の実際の動作にはいろんなところに現れるようです。

    独立歩の膝から下の力が抜けている状態は虚であり、
    他方の足は実。
    
    そして、これまた参ったのが、
    次の太極拳36式の練習でも出てきたこと。

  本日の練習
    一段1~3のおさらいをしました。
    おさらいと言ってよいだろうか
    2.右金剛搗碓(ヨゥ ヂンカンダオトゥイ)の
    (3)握拳提膝の時の右膝から下も力みなしですか

    3.攬扎衣(ランザアイ)の
    (4)馬歩拉横掌の時の上体も力みなしですか
    上体は腰から下の回転が伝わり動いたように見えます。

    虚実分明。あなどるなかれ。

    馬歩拉横掌の終形では
    腰から下の逆回転とともに(左手と)右腕に“ひねり”の動作が入ります。
    ココはまだ言葉になりません。
    1つだけ言えるのは、
    右手の【労宮】(より手首よりかな?)の位置が
    ひねりの動作の時に“動作の中心”になることです。
                    位置が変わらない

  

  今日のおみやげは小田先生から
  中国おみやげ。ナゾの肴、いや魚の燻製というより干物かな?
  何の魚かは来週のおたのしみ。
  また来週~


コメント (2)
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