新太極拳京都教室

新太極拳京都土曜教室の記録

2007年4月28日の京都教室

2007年04月29日 13時13分06秒 | Weblog
GWに入りました。
やりたいことがありすぎてゆったり気分とは程遠く。

昨日は少し妙な天気で
太極拳後の通り雨が過ぎたら、
空が少し夏めいたように透き通ったように見えました。

空もスイッチを切り替えたのかな。

この記録は、記録者(右田)が
     土曜日の京都教室とその後で感じたことをまとめたものです。
     感じたことを共有していただけましたら幸いですが、
     個人的な感覚も多々ございますので、
     すべて正しいものとは思わないでくださいね


さてさて、本日のメニューです。

1.準備運動
  いつもの準備運動の後、
  蹬踢冲拳(ドンティーチョンチュエン)を学びました。
  長拳の2番の動きですが、これだけを連続して行いました。

  ポイントは
  ・独立歩(ドゥリーブ)の姿勢の時は膝から下は力みがないこと。
  ・次に膝から下を蹴り出す動作では、
   かかとを突き出すようにすること。

  です。
  そうすると蹴りだして膝が真っ直ぐになった時、
  脚裏が伸びるのがわかります。
  (太ももから足首まで)

2.剣32式
  一段から二段一番9.虚歩 下截(シュイブ シャヂェ)まで復習。
  今日の練習 二段の2番にあたる、
        10.左弓歩 刺(ヅオゴンブ ツ)
        左弓歩の歩型で刺す動きです。
        虚歩 下截の終形から
        右足を後ろに送ります。撤歩(ツァブ)というそうです。
        同時に剣を前方に突き出します。
        剣刃は垂直ですから、右手甲は剣の右。
        重心を右足に移しながら
        剣を右腰に回し引き寄せます。
        
    今日のポイントはここから。
        剣を右腰に回す時、右腕は内旋。
        右腰に引き寄せる動作中に
        剣刃は水平となり、右手甲は剣の上にあります。


    次に10.左弓歩 刺の終形に向かいます。
        左弓歩に向かい始めると同時に
        右腕は外旋開始。前方へ突き出す動き。
        刀身が回転し、終形では
        剣刃は水平となり右手甲は剣の下になります。

    なかなか言葉にするのは難しいものがありますが、
    先生の動きを見ていると
    線の動作(引き寄せや突き)が完了するより
    螺旋の動作が完了するタイミングの方が早いようですね。

        終形に至る動作の際の左腕の動きですが、
        一段3.俯歩 横掃(プーブ ホンサァオ) のような
        左腰の左後方まで手は動かしません。
        体の左方で縦に円弧を描くような印象でした。

3.休憩
  今日は休憩中に1人一足早く姿勢に入ってみました。
  内功というやつは目に見えないので
  すぐに見よう見まねというわけに行きません。

  内側に目を向けるというのは、気持ちを自分の中に向けること
  と、まず試しに定義してみました。
  30年くらい経ったら何か見えるようになるかな?

  樹木の姿勢に向かいます。
  ポイントは
  ・正中線が無理なくまっすぐな状態
  ・足の裏が地面(床)に吸い付くように立っている状態
  なのだそうですが、まぁとりあえずおいといて。

  目を閉じて、ゆったりと呼吸し
  眉間、顎、首、胸、肩、横隔膜、(丹田)、股関節、膝、足首
  と順に緩む気持ちになってみます。↑ある気持ちで。
  
  それから足のウラに意識を向けてみました。
  圧力がかかっています。
  丹田が少し前に出るように体の重心を前に出せば、
  圧力は足先の方へ。
  体の重心を後ろへ戻せば、今度は
  圧力はかかとの方へ。
  足のウラ全体で圧力を感じられる姿勢を探してみました。
  その姿勢にあると体の重みが足のウラ全体に分散されるのが
  感じられます。

  意識を丹田へ戻し、それから
  もう一度眉間から緩めていきます。

  そこで、休憩が終わりました。

4.気功
  あ、また名前を教わるの忘れました。
  まだ酔ってたことにしましょう。
  (後で聞くと酒クサかったそうです。皆さんゴメンナサイ)
  
  息を深くゆったりと吐き
  樹木の姿勢で抱球(ホウチュエン)
  それから、背中・肩・肘・手首と内旋し、掌を外向きにします。
  しばらくして、背中・肩・肘・手首と外旋し、抱球に戻ります。
  
5.36式太極拳
  すみれコース
  お隣に意識を向けられなくなっていました。
  すみません。

  さくらコース
  いつものようにまずは歩法の基本功。
  斂臀(れんでんと読んでますが、中国語ではなんて読むのかな。)
  を意識しながら弓歩です。
  前方に歩いたら、逆に後ろに戻ります。

  一段の復習
    小田先生の動きを見ます。
    体(骨格)に沿って螺旋が流れていくように感じられました。
    いろんな動作の中に転腰(ヅアンヤオ)があります。
    自分の動きにないものがまだまだたくさんあります。
    
  本日の練習
    二段1番 11.倒巻肱(ダオジュエンコン)です。
    肘を巻き込みながら後方に退く動作です。
    火曜日の教室でも話題になったものでした。
     (1)提歩穿掌 (2)馬歩分掌 (3)退歩巻肱 (4)退歩巻臂
    その時の疑問点は
      (1)提歩穿掌から(2)馬歩分掌に至る際に
      左手はどこを通るのか?      
      (腰より下の高さ?それとも胸の高さ?)
      どう動かすのか?
    でした。
    
    結論としては、両者の間(やや下よりかな)だったようです。
    どう動かすのかについて
    用法として実践していただいたので、
    以下試しにまとめてみます。

    (1)提歩穿掌
      左腕は内旋。
      相手の突きを受け流しつつ、
      腰から下の左回転の動きを左腕を通して相手に伝え、
      相手の重心をくずす。
      右手刀で相手を穿つ。
      (2)馬歩分掌の形へ。

    (2)馬歩分掌→(3)退歩巻肱(トイプジュエンコン)
      歩形は馬歩。左馬歩分掌。
      両腕の外旋を開始し、視線は左掌へ。
      掌が上を向いた状態となり、そこから
      相手がつかんだ右手首を引き込む動作へ。
       左足から回転が始まり、
       正中線を軸に腰は右回転。右足は退歩。
       胸椎から右の引き込み、左の突き出しの動きが同時に始まる。
       右肩・右肱(ひじ)・右手首へ螺旋が流れる。
       右腕の内旋はひじを巻き込むように。
       左腕の螺旋は見えなかった。
       わかったのは
       右手で引き込んだ相手に左掌を突き出す動作から
       来ていること。
       従って、左わきは開きません。
       左掌は胸?肩?の高さを通ります。
       
    (4)退歩巻臂
      左掌を突き出す動作とともに
      右腕で相手を後方へ流す。
      腰から下の右回転の動きを右腕を通して相手に伝える。
      右馬歩分掌の形から
      さっきとは鏡像の動きとなる。
      左足を退歩しつつ
      左腕の内旋はひじを巻き込むようにしつつ
      今度は両腕を閉じるというかぐっと締める動作で終形。

  ん~。難しい
  これはウソ書いてるかもしれない。
  チェックお願いします。場合によっては削除します。

さて、天気もいいしBBQの下見にでも行ってこよう。    
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2007年4月21日の京都教室

2007年04月22日 20時39分23秒 | Weblog
先週はお休みしました
ではなく、九州に行ってました。

おみやげに買ってみたのは博多通りもんです。
このお菓子、やめられません。


さて、本日のメニューです。

1.スワイショウ?
  今日の動きは体の前後に両腕をぶらぶらと動かす動きでした。

2.関節の円運動(今回はここを少し詳しく)
 ・首の体操    最初に首を前に倒して静かに深く息を吐き出し、
            首の筋肉と関節が緩むのを感じます。
 ・肩の体操    指先まで伸びていく感覚を感じます。

 ・肘の体操    最初に肩を緩め、
            肘が肩からたるんでいくのを感じます。

 ・腰の体操    腸の動きに意識を向けてみます。

 ・股関節の体操 後で斂臀という動きが出てきますが、
            弓歩(ゴンブー)で斂臀を行うには
             股関節を柔軟にしていくことが大事なような気がします。

 ・膝関節の体操 足の裏が床から離れないことと、
            つま先が離れないことにも気をつけます。

3.ストレッチ

4.長拳の(修正)基本功
  正踢腿、斜踢腿、外バイ腿、里合腿

5.剣32式
  一段の復習 7.退歩 回抽(トイブ ホイチョウ)
        にて、後ろに退き剣を引込む。
        引き込む剣は左の腰。
        8.独立 上刺(ドゥリー シャンツ)
        上方を刺す動作に入る前に、
        左の腰にある剣を体の前に移す。
        今まで知らなかったポイント。
  今日の練習 二段の1番にあたる、
        9.虚歩 下截(シュイブ シャヂェ) 
        剣刃で下に引き切る動き。

6.太極拳

  ・すみれコース
   一段をみっちり練習?

  ・さくらコース
   いつものように歩法の基本功。
   講義タイム。
    今日の言葉は「斂臀」
    例えば左弓歩において、左足に重心を載せる時
    上体を前方に移すのではなく、お尻から上すべてが前方に移る。
    上体は倒れない。正中線はまっすぐ。
    お尻の筋肉を引き締める気持ちで。
    このとき、右股関節に抵抗を感じる。
    ここは力が抜けていたい気がする。
   
   掤、捋、ジ、按の基本練習?
     24式?何の動きかよくわからずに皆さんに
     何とかついていこうとしております。

   36式
     5.斜行拗歩(シェシン アォブ)を復習。
     6.堤収(ティショウ)から
     7.前蹬(チェンタン)まで。

     6.堤収
     (1)転腰撑掌 (2)扣脚合臂 (3)収脚収手 (4)提膝臂掌
     7.前蹬
     (1)擦歩下捋 (2)弓歩前擠 (3)上歩十字手 (4)馬歩分掌

     6(1)転腰という言葉で左への転腰に思い至る。
     堤収の一連の動きには「臂」という字が2度現れる。
     ちょっと考えてみよう。

     写真は7.前蹬の(4)馬歩分掌
                 
     右手は胸の高さ。
     左手は体から遠く、右手より高く。
     両手と上体の位置関係は円弧を描くように。
     視線は右手の向こうに。
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2007年4月14日の京都教室

2007年04月15日 10時29分44秒 | Weblog
若葉が日に日に緑を増している。
いい季節だなあ

・関節の円運動、ストレッチ、長拳担当は
 松田さんでした。
・32式剣は、一段の最後7番.退歩 回抽と8番.独立 上刺
 の二つを練習。回を重ねる毎に腰の回転が
 滑らかになるのが見える。

すみれコース
 一日体験の石田さんを交えて、一段を
 みっちり練習
さくらコース
 一段を用法を確認しながら何回も通す
 基本的な用法を意識することで
 動きが更に確実になっている。

≪今日のテーマ≫

長拳と太極拳の関連、≪伸ばす≫について

・長拳は字の通り、体を長く伸ばし、伸縮性を
 高めます。エネルギーを全開にしてキビキビ
 と動きます。

・太極拳は、それを少しためて余力を残した
 状態で動きます。

★筋肉で言うと、長拳で十分に伸びる筋肉を
 少しためた=ゆるめた状態が太極拳です。

★心臓(内臓)で言いますと、長拳で容量アップした
 心臓を少し余力を残した状態で使います。

長拳の伸ばす:伸展(シェン ヅァン)
       十二分に伸ばす
太極拳の伸ばす:舒展(スー ヅァン)
        気持ちよく伸ばす

管理人の右田さんは所用で佐賀行きでした。 筆:小田
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2007年4月7日の京都教室

2007年04月08日 12時06分02秒 | Weblog
お花見の季節ですが、少々肌寒く
午後からくずれるというさえないお天気でした。

今日からブログ担当になり、
教室の練習で何をしているか
ますます意識するようになっております。

にもかかわらず、少々遅刻・・・

教室に入ると、すでにウォーミングアップは始まっていました。

・七星気功の足の動きの練習:
   扭転 乾坤(nuizhuan qiankun)
   ニュイヅゥアン チィエンクン
   体全体を雑巾のようにねじりつま先を軽く合わせるとき
   体の軸が傾かないように気をつけます。

・基本功
   正踢腿、里合腿、側踢腿?
   それぞれの動作の終了時(足を下ろす時)は
   ドスンと下ろさない・・・と言われたような。
   
   斜踢腿、長拳は今日はおやすみ。
   その代わりに長拳基本功をやる。

   拳、掌。拳は平拳と縦拳。←立拳が正しい表記でした
   脇をこするように突き出す。
   ひじの関節が回るように。
   反対の腕は引く動作。井戸のつるべのように連動。
   左の動きは右につながる。対称協調・・・かな?

・剣32式:
 復習   1.並歩 点剣(ピンブ ティエンチェン)
       2.独立 反刺(ドゥリー ファンツ)
       3.俯歩 横掃(プーブ ホンサァオ)
       4.向右 平帯(シャンヨウ ピンタイ)
       5.向左 平帯(シャンヅォ ピンタイ)

 今日の練習 6.独立 掄劈(ドゥリー ルンピ)
        動きのポイントは
        手首を回して剣を返し、
        上方に弧を描いた後、膝を突く。

 型の名前は読み方と字を一緒に知りたいですね。

・気功:動きの名前ってあるのかな。
    いつもの動作の後、この日は
    両手のひらの中央にある【労宮】で
    頭のてっぺんの【百会】を照らす。

・36式:
 すみれコース
 わかりません。。
 
 さくらコース
 歩法の基本練習、陳式一段の復習。
 目は下を見ても顔は下を向かない!のです。
 
 今日の重点動作
 4.白鶴亮翅(バイフゥリャンチィ)の
 (3)丁歩合臂から(4)虚歩開臂を用法と併せて練習する。

 「合臂合勁(フーペイフーヂン)」
  合臂は外功、合勁は内功を表す。

 ・合臂
  臂の字はひじを指すが、ここでは
  肩から下の両腕で相手の突きの動きを封じる動作。
  自分の胸の状態は含胸に近い気がする。
  ・・・言葉にするのは難しい。

 ・合勁
  まだ何も見えない。

 型の意味を動いて知るとまた1つ、目が開く。

 また、来週。


 ところでブログに資料をアップする約束でしたね。

   【陳式太極拳36式写真集】
   【太極拳のすすめ(楊式簡化太極拳24式)】

見られるかな?
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