新太極拳京都教室

新太極拳京都土曜教室の記録

2007年7月28日の京都教室

2007年07月28日 14時37分51秒 | Weblog
この記録は、記録者が
     土曜日の京都教室とその後で感じたことをまとめたものです。
     感じたことを共有していただけましたら幸いですが、
     個人的な感覚も多々ございますので、
     すべて正しいものとは思わないでくださいね



1.基本練習
  踹腿(ツァイトイ)
  相手の左足膝裏を巻き込み引き込んで、
  相手の右膝をかかとで打つ動作です。
  用法をこのように説明するとオソロシイ技でございます


2.楊式太極剣32式
  まずは先週までのおさらいです。
  そのあと、第四組1番に入ります。
  25.独立 平托(ドーリ ピントゥオ)
  剣刃で持ち上げる動作が終形です。

  前番の虚歩 点剣(シュイブ ティエンチェン)の体勢から
  上体の向いている方向をそのままにして
  右足を左足の後方に下げる動作を行うと、
  上体は自然と左方にややねじった状態になります。
  
  この足の動作を開始したら見かけ上始まる、
  左方への腰の回転に右手の動作を載せていきます。

  右手の動作は、
  ・肘から先の外旋
  ・肘を中心とする回転
  から成ります。

  剣を振り下ろすと水平になりますが、この時
  両膝を曲げてかがみながら、水平になる剣を
  水平のまま押し下げるような意識で動きます。

  立ち上がる際は、左方に体がねじれたままだとしんどいです。
  ここは腰から上を正面に向けながら立ち上がりを開始します。
  (この2行だけ火曜日の中村先生のご説明です。)
  そして独立(ドゥーリ)へ。

  いかがでしょうか。

3.気功
  本日は労宮と労宮を重ねて丹田へ。
  その後、七星気功

4.陳式太極拳36式
  今日はすみれコースの皆さんが何をされていたか、
  覚えていません。すみません。

  さくらコース
   基本練習
    歩法 先週の復習
    内旋・外旋 腕は直線螺旋
    拉横掌(ラーヘンヅァン)

   今週のテーマ
    36式における拉横掌の動作の集中練習
    拉横掌の終形におけるポイントは
      ・腰の回転
      ・腕の回転
    です。
    今週はこの2つの複合がとても興味深かった。

    今までは、例えば
    3.攬扎衣 (1)転腰托拳
            (2)内旋分掌
            (3)擦歩合臂
            (4)馬歩拉横掌
    において、(4)馬歩拉横掌は
     右腕を腰の右回転に載せる
     →腰を右回転しつつ馬歩は重心を左から右へ
     →ヘソが右足と同じ方向を向いた辺りで腰の右回転終了
     ここからが今週のポイント
     →腰の左回転開始とともに腕の回転開始
      この腕の回転は右掌の付け根付近が中心となりますので、
      (というか労宮のやや下というか)
      ここは移動せず、掌もここを中心として時計回りに回転します。
      右肩は腰の左回転に載っていますので、
      肘は下がる動作となります。
      中村先生がよく仰られている“腕が立つ”という動作です。
     
     この腰の左回転から始まる動作のおもしろいところは、
     腰の右回転で絞り込んだ螺旋を
     腰の左回転で解放して肩から腕を通して右掌に伝える
     そんな風に感じられるところです。

     腰の左回転は息を吐きつつ行いますので、
     自然とやや腰が下がります。
     拉横掌の動きに慣れてきたら丹田を意識してみるのも
     よいかも。

     以上、個人的感想でした。
     
    個人的感想はさておき、
    この拉横掌の動作は
    5.斜行拗歩の(4)弓歩拉横掌
    16.左単鞭の(4)馬歩拉横掌
    にも共通して出てきます。

    動作の共通点についての“気づき”も、
    太極拳を一通り自分でできるようになってから
    得られるようになった楽しみの1つです。


翌週は台風がやって来るようですね
ひどい風が吹いていても教室に顔を出すアナタは
三度のメシより太極拳・・・てことはないですね

また来週
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2007年7月21日の京都教室

2007年07月21日 23時55分07秒 | Weblog
就職以来、会社では他称(?)雨男だったんですが、
ここ1ヶ月は自分でも信じられないほど
天気に恵まれているようです。

なんだかうれしい今日この頃ですが、
降雨はさまざまなことのために必要なものですので、
雨の日が少ないのは気になります。

いつものことですが
肩がダメージを受けるとしばらくは
朝は血の巡りが滞っているためか、
首と肩の動きは硬く痛むものです。
んで、遅刻しました
(言い訳です。会社にはちゃんと行ってますんで)

1.基本練習
  と、言うわけで何やってたか知りません。
  そういえば、
  蹬踢冲拳(ドンティーチョンチュアン)について、
  この項で記述してきましたが、私はどうも誤解していたようですね。
  正しくはこうかな?
  足の動作
   ・蹬踢(ドンティ)    かかとを蹴り出す方かな?
   ・弾踢(ダンティ)    こっちがつま先を突き出す方かな?
  手の動作
   ・冲拳(チョンチュェン) 拳の型
   ・推掌(トイヅァン)   掌の型

  ちなみに
  五歩拳(ウーブチュエン)における弐の型は
  弾踢 冲拳だそうです。

  今週の動画も 踹腿(ツァイトイ)です。

  さすがに拳士の方の動きは一味違うような・・・。
  先生の動き方は先週アップしてますので、
  そちらをご覧ください。

2.楊式太極剣32式
  まずは先週までのおさらいです。
  先週は、
  23.反身 回劈(ファンセン ホイピ)
  体を回し剣刃で叩き切る動作までやっていたんですね。
  書き忘れていました。

  この型の最初の動作には
  剣に限らず太極拳全般(かな?)に通ずる特徴的な動きが
  1つあるなぁといつも思いながらやっています。
  
  ・まず右足に重心を移動(右足に実)
  ・左足が虚になったところで左足首を回し内側に入れる。
   と言っても、実際は左股関節から下すべてが内旋しています。
   この動きは、左足が虚になっているから滑らかにできます。
  ・左足の内旋完了とほぼ同時に左股関節から上の転回開始。
   この転回動作は左足に溜まった螺旋が上体に伝わって解放される
   そんな感じがします。
  ・転回とともに重心は左足へ移り、右足は一時的に虚。

  最初の重心移動は準備動作のようですね。

  本日の練習は第三組最終の8番です。
  24.虚歩 点剣(シュイブ ティエンチェン)
  終形は剣尖で刺す動作ですが、ここに至るまでの動作が
  またおもしろい。

  永らく言葉にならなかったのですが、
  ポイントは転腰(ヅァンヤオ)ではないかな。
  反身 回劈の終形の剣刃で叩き切った形は右弓歩です。
  この形から右転回して剣をひるがえしつつ
  今度は左転回して終形へ向かうプロセスが
  いつもぎこちなかったのです。

  虚歩 点剣の最初の動作は
  左足へ重心を移し右足首を少し外へ回す動作ですが、
  このとき転腰するから体が右を向く。

  その動きが終わりかける頃には右足への重心移動を開始。
  右足に重心が移ったら今度は左方向への転腰。

  上体及び左手の動きは基本的にこの転腰に添えられている。
  肩に力みはなく、
  右手は肘中心の円運動とそれに伴う手首の返しの動きのみ。

  上記が的を得た理解かどうかは
  まだ先生に聞いておりませんので、ご注意ください。  

  ただ、
  どんな動作なんだろう、と自分で言葉にしてみるのも
  動作の理解の助けとなることがあります。
  その過程で頭の中で動きをイメージしますから。
  そしてそれを先生に問いかけて訂正いただくことで
  また理解が深まるような気がしますので、オススメですよ

3.気功
  今日の動きは
  樹木(タントウ)と潜心禅掌と言うのでしょうか?
  前項が長かったのでこの項は今日は省略。またいずれ

4.陳式太極拳36式
  さくらコース、すみれコースそれぞれで
  まず三段を通してやってみました。
  
  すみれコースだった頃を思い出しました。
  習い始めてから1年ほどは、見られていることで
  集中が乱れていたように思います。
  動作に対する意識のまとまりがばらけてしまって
  散漫になる感じでした。
  
  拳士の試験や年会での表演を経験すると
  それが少なくなりました。

  一連の型を覚えて型そのものの動きに対する自信も
  少々集中を助けてくれたのでしょうけれど、
  型を一度覚えると、世界が開けます。

  呼吸とのつながり、
  力みの解放(特に肩と股関節)
  自分の重心を感じながら動く感覚、
  流れるように滞らないしなやかな動作の連鎖、

  1つ扉を開けばまた1つ。
  いけませんね、今日は長すぎる。
  
  今日の講義
   息を吐いて体を緩めること
   具体例として、練習したのは
   進歩(チンプー)と雲手でした。
 
   進歩において右足を出す時、息を吐く。
   体は緩み少し沈む。
   そうすることで重心が実である左足に
   よりしっかりと乗り、右足を出す時に重心移動が起こらず、
   上体も安定すると見ました。
   股関節から上が左足にしっかりと乗っている感じがします。
   この状態では、
   左足はより深くたわめるようになり、
   右足はより遠くへ差し出せるようになります。
   (ただし、左膝により負担がかかりますのでご注意)

   左右の足の虚実がより明確になるというのは
   以前の講義にあった「虚実分明」ですね。

   そして雲手。
   三段の初形である雲手は
   二段最終形である左単鞭の型から始まります。
   力が満ちた状態から、息を吐きゆるむ。
   (これは以前から教わっていたことですが)
   そして、右足に重心移動し左足は右足に添える
   (1)収脚擺掌 の形に。
   ここで息を吐いて緩んで雲手が始まります。
   知らなかった。
   そして、重心を委ねる足にしっかり腰を乗せて
    (2)開歩右雲手
    (3)叉歩左雲手
    (4)開歩右雲手
    (5)叉歩左雲手
    (6)開歩右雲手
   です。
   どんだけ書く気?
   今日はこのへんで

後記
 今日のお昼はちょいとふんぱつして、
 錦そや さんに行ってみました。
 錦小路通り高倉東角に先月オープンした豆腐料理専門店です。

 カウンターのみの12席ですが、
 明るく洒落た店内はデザイナーズレストランといった感じ。
 杉木源三さんという方がデザインしたそうな。
 料理はヘルシーにこだわったメニューでなかなか楽しめました。
 錦小路の人の流れを眺めながら休日のお昼ごはん。
 居心地のよいお店でした。
 15時~17時はカフェもしているそうですよ。

どんだけぇ?
あ、もういいですか。
ではまた来週
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2007年7月14日の京都教室

2007年07月14日 20時14分50秒 | Weblog
気がついたら1ヶ月ぶりの土曜教室でした。

仕事に追われて運動量を減らしてしまったので
僧帽筋にまたまた疲労が蓄積しすぎてしまいました。
肉離れしかけております^^;

私が太極拳を続ける最大の理由はたぶんコレです。
体調の維持に最適。
ポンコツなので、運動量が不足するとすぐココが悲鳴を上げます。
やめると仕事に差し支えますね。


さてさて、今日は台風前日でしたが
午前中の雨はあまりひどくありませんでしたね。

1.長拳基本練習
  蹬踢冲拳(ドンティーチョンチュアン)です。
  2つの型を練習。
  ・かかとを突き出し、手の型は掌 → 推掌(トイヅァン)?
  ・つま先を突き出し、手の型は拳
  動作開始時に組み合わせがゴッチャになると、タイヘンです

  最近感じるポイントは
  上体、特に肩の力が抜けていること
  ですかね。

  踹腿(ツァイトイ)かな?
  久々です。一年ぶりですね。
  完全に忘れていました。
  この動きに慣れれば、股関節の動作がより滑らかになりそうです。
  バランス感覚も磨かれそう。


2.楊式太極剣32式
  今日の練習 第三組の6番にあたる、
  22.進歩 反刺(チンブ ファンツ)
  を練習しました。
  剣を返して刺す動きです。
  
  ポイントは終形における剣の位置
  額より少し上です。頭頂の高さくらいかな。
  終形では左弓歩になっていますが、この剣の高さは
  普通に立っている時の自分の目の高さと同じくらいですね。

3.気功
  まず体の準備をします。
  体の力を抜いていきます。
  それが済んだら、息を吐いて。
  吐くのをやめれば自然に始まる吸う息に
  腕の動作を載せていきます。
  腕は胸の高さまで。
  呼吸の吐き出しとともに腕が下がります。
  呼吸に動作がついてくる。そういう感覚で行います。
  意識は丹田へ。
  
  最後の抱球の型はとてもおもしろい。
  力みの抜け具合のいいところを探していくと、
  体の落ち着く場所があるような気がする。

4.36式太極拳
  両コースとも、三段を練習しました。
  まずは3段を通して動き、各コースに分かれて練習。
  
  さくらコースは
  17.雲手を中心に練習しました。

  この歩法が難しいですね。
  歩法が今より安定すれば
  上体の動作も1つ上のレベルに導かれそうです。


長刀鉾の横を通って帰りながら、
そういえば昨年も雨だったなと思いました。
では、また来週。イテテテ。


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2007年7月7日の京都教室

2007年07月13日 00時47分35秒 | Weblog
二週空いた後の教室だった。
(23日は中国、30日は5週目で教室は休み)
七夕飾りがあちこちで見かけられたが、
大きな笹の木(と言うかな?)いっぱいの
七夕は見かけなかった。少々ザンネンだ。

・関節の円運動:
 今日は首が大きく回る、とか今日は背中が
 気持ち良い、とか毎回感覚が違っていて飽きない。
・ストレッチ
・長拳:
 江口リーダーの中国語名称の号令がきびきびと
 気持ちが良い。足も高く上がりそうな気がする。
・剣は第三組の「22.進歩 反刺(チンブ ファンツ)剣を返して刺す」
 剣は持っているだけで気持ちがしゃっきりするね。

すみれコース:
基本練習、歩法「進歩」:
基本中の基本ですね。型や動きを覚えるよりも
これをしっかりと積み重ねていく方が早道だと
思う。

さくらコース:
二段を通して何回も繰り返す。

夏は汗の季節だが、体がほぐれて出てくる汗は
動いて燃焼して出る汗とは異なる、と思う。
夏に限らず、寒い季節でも体がほぐれると
汗がじわじわと出てくる。中からにじみ出てくる
汗と言ったらいいだろう。
太極拳を続けていくといろんな変化が感じられて
愉しいものだ。

記:小田
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