新太極拳京都教室

新太極拳京都土曜教室の記録

memo 3 : 意識と視線

2008年01月09日 15時51分46秒 | Weblog
この記事は長いですよ。

さくらコースの套路の後の小田先生のお話の覚書です。
テーマは【意識と視線】です。

記憶から要所を書き出し、
これまで説明を受けてきたことを肉付けして
私自身の現在の理解として書いてみました。


ある意味、妄想戦?
想像力豊かだということにしときましょう。

ですので、小田先生の説明とは異なる可能性があります。
たぶん違うところがいっぱいあるでしょう。
読まれる方はあらかじめご了承ください。


現在の理解が違ってもそれでよいです。
そこからが新たなスタートということで。

 


  「太極拳は武術です。
   一つ一つの動きには相手(敵)があります。
   従って“細かいしぐさ”にも意味があります。
   動作の前には“意識の動き”があります。」
     
  ハイここから妄想開始です。
  さぁ行ってみよう。


        
1.起勢       起勢の際は前方を向いていますが、
            意識は左前方から向かってくる相手に向けています。
(1)両手左前掤   それから視線を相手に向け、両手で受け流します。

(2)両手右後捋   受け流し終えながら、
            意識は左方から向かってくる次の相手に向けます。
        
(3)両手左前掤   体と視線を次の相手に向けて、
            体の各所をわずかずつひねりながら相手を受けます。
            この時、視界にはすでに
            次の相手が向かってくる様子が見えます。

(4)転身右捋     受けた相手に視線を向けたまま
            正中線をしっかり保ち右方向へ引き込み
            転腰により相手の勢いを受け流して
            右方向(回転前は右後方)へ導き離します。
        
2.右金剛搗碓
(1)推掌擦歩     重心を右足へ移し、左足は左後方へ擦歩することで
            正中線を保ちます。
            先ほど見えていた相手が左後方に迫っています。

(2)上歩撩掌     擦歩から左転腰で左弓歩の体勢に移ります。
            その時の重心移動の力を利用して
            次の相手を迎え撃ちます。
            掤掌?で相手の左脇を打つことで相手の攻撃態勢を崩し
            続く撩掌?で相手を打ちます。

(3)握拳提膝     右掌は拳にして相手の顎を打ちます。
            独立歩の左足は
            相手の顎を打つ動作の反力を地に伝えます。
            そうすることで、打撃は威力を得ます。
            右足は左足を踏む補助動作であり、
            次の動作への予備動作につながっています。

(4)震脚za拳     (不明)
        
3.攬扎衣
(1)転腰托拳     一旦左方向を睨み、間があることを把握し、
            右方向に次の相手がいることを感知します。

(2)内旋分掌     右方向を向き右足に重心を移しつつ右手で払い守ります。
            左前方に次の相手が迫っています。
(3)擦歩合臂     左足に重心を移しながら左方を向き
            相手の攻撃を見据えます。
            擦歩で重心を下げつつ、
            左腕と右腕で相手の右腕をはさんで捕らえ、
            相手が突っ込んでくる勢いを
            両腕と背中の動きにより捌いて
            相手の態勢を自分の右方向へ崩します。

(4)馬歩拉横掌   相手の右脇へ右掌の外側を打ち込み、
            右方向への重心移動で馬歩の態勢となりながら
            相手をさらに崩した後、
            左転腰の回転を右掌に伝えて相手に打ち込みます。

4.白鶴亮翅
(1)扣脚下捋     すでに次の相手が
            右前方から左拳を突き出してきています。
            両手で相手の腕を受け流し左下方へ崩します。

(2)右捋擺脚     さらに左前方から来た次の相手の右拳を受け、
            その勢いは右転腰で自分の右後方へと受け流します。
            意識はすでに左方です。

(3)丁歩合臂     またまたその次に左前方から来た次の相手の突きを
            左腕と右腕ではさみ、

(4)虚歩開臂     相手の勢いに両腕の動きを重ねて相手の態勢を崩し、
            相手の右脇へ右掌の外側を打ち込み払い上げます。
        
5.斜行拗歩
(1)転腰下捋     前方からもさらに次の相手が迫っていますが、
            意識は後方の相手を察知。

(2)擦歩lie掌     右掌の外側で後方を守りつつ、相手の攻撃を避けます。
            左方の相手もだいぶ迫ってきていますので
            左掌で守りながら擦歩。

(3)弓歩撃掌    先ほどの相手が自分の前に出て、たたらを踏んでいます。
            その左背後を、左転腰の勢いを載せた右掌で打ちます。
            (押し出す?)
            さあ次は左方の相手です。

(4)弓歩拉横掌   打ち込んでくる腕を右掌で受けて
            右転腰とわずかな重心移動(右)により右方へ崩し
            左転腰とわずかな重心移動(左)の力を右掌に伝えて
            相手に打ち込みます。

6.堤収
(1)転腰撑掌    さらに次の相手が左方から来ます。
            視線をそちらに向けて左にわずかに転腰し、
            両手で相手の腕(襟首?)をつかみます。

(2)扣脚合臂    つかんだ両手を引き込みます。
            引き込んだ相手を見ています。

(3)収脚収手    相手が(無防備なまま?)立ち上がろうとする間に
            次の攻撃の予備動作です。

(4)提膝臂掌    みぞおちに突きを入れてあげます。

7.前蹬
(1)擦歩下捋    後方を確認しつつ、次の予備動作となる擦歩です。

(2)弓歩前擠    左掌に右掌を合わせながら左転腰の勢いを
            両掌に載せて前方の相手に追い討ち。

(3)上歩十字手   前方に崩れ落ちた相手に追随

(4)馬歩分掌    (同上)

8.掩手肱捶
(1)震脚裁捶    起き上がろうとする相手に真上からさらに追い討ちの拳。

(2)馬歩分手    両腕でその相手を払い前方に倒し、
            そのまま両手で左右を守りながら、

(3)合臂guo拳    わずかな重心移動(右)とともに右方を確認し、さらに
            わずかな重心移動(左)とともに右から左へ視線を移す。
            起き上がろうとする相手を視界に捉えながら、左方を確認。
            迎撃態勢に入る。

(4)弓歩発拳    左転腰の力を右腕に伝えて相手に打ち込む。
        

と、ここまでが第一段 8番までの妄想戦でした。

動作に武魂を入れることを今年の課題としましょう。


しっかし、これでようやく全体の1/4程度。
先は長い・・・ですね。

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1 コメント

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ほんま、長い (小田です)
2008-01-16 18:15:05
ほんま、長いです。
完成したら一字一句読ませていただこうっと
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