士師記 8章1−17節
一週間間を空けての礼拝でしたが、やはりいつもの場所でいつもの方々といっしょに神を礼拝できるのは神の大きな祝福です。
一つとなって戦うのは簡単なことではないと、この箇所を読んで思いました。イスラエルの部族間の力関係ゆえでしょうか。エフライム部族はミディアン人攻撃の際に、自分たちに声がかからなかったことゆえにギデオンを激しく責めるのです。「激しく責めた」ということばが気になります。エフライム部族はヨシュアの出身部族。ギデオンはマナセ部族であり、エフライムとは近い関係でした。
エフライムがギデオンを激しく責めたというのは、彼らのプライドゆえのことだったのでしょうか。いわゆる「勝馬に乗る」ことを願ったというよりもむしろ、イスラエルの主要部族だと自負する自分たちに声をかけなかったことに大きな不満を抱いていたのです。「私たち抜きで戦い、勝利したのは喜ばしい!」とはなかなか言えないものですが、そう言いたいといつも思っています。
エフライムの憤りの理由を知っていたギデオンは、「何を!」とムキになることがありません。けんかは双方が「何を!」となることから始まるのですから、この場合エフライムは挙げたこぶしを治めざるをえません。
プライドでなく、意地悪でなく、どなたかの祝福されたあり方を心から喜び、必要とあらば喜んで手を差し伸べる、そのような人としてなお、成長したいと思った箇所です。