みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

ヒッタイト人ウリヤ

2024年08月29日 | サムエル記第二

サムエル記第二 23章8―39節

 編集していた「みことばの光」11月号がほぼ仕上がりつつあります。3か月先、「みことばの光」では詩篇とイザヤ書を読みます。読みごたえのある月です。

 数日前に、21―24章の構造を書きました。ここでは21章15−22節と交差的にダビデに仕えた勇士たちのことが紹介され、ここでは特に「三勇士」ヨシェブ・バシェベテ、エルアザル、シャンマの活躍の様子を記しています。

 ペリシテ人との戦いにおいて、彼らは超人的な力を発揮しました。8節や10節、12節にはそれぞれがどのように戦ったのかが印象的に描かれます。それでもサムエル記の著者は、彼らの大きな貢献を記しつつ「主は大勝利をもたらされた」とまとめます。

 目に留まるのは39節。ここに「ヒッタイト人ウリヤ」の名があります。彼はダビデが関係を持ったバテ・シェバの夫。ダビデ王に忠実に仕えながらも、ダビデの罪に巻き込まれるようにして殺されてしまいました。ダビデは自分のために使えた勇士の一人のいのちを奪ったのです。

 クリスチャン、教会が陥りやすい課題が、この箇所から明らかになります。それは、「神がなさること」「神がなさったこと」だからといって、人への感謝を怠ることです。そのような歪んだ姿勢がしばしば、クリスチャンでない方々をつまずかせるというようなことが起こります。よくしていただいたら、「ありがとう」と言うべきです。それが神を崇めないことになるなどということはありません。


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