みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

祈る勇気

2014年07月21日 | サムエル記第二
サムエル記第二 7章


 日曜日の午後、孫を伴って、教会から1時間ほどのところに住むご夫妻を訪ねました。
 30分ほどお邪魔しての帰路、1歳10ヶ月の孫が「おばあちゃん」を何度も叩きました。「それはいけないわ。ごめんなさいを言おうね」と妻が言うと、「ごめんなさい」をするのですが、また叩きます。何度もそんなやりとりをしているうちに帰宅。
 孫たちが自宅に戻った後でハッとしました。そういえば、車に乗る時彼女は「コーエン、コーエン」と言っていたのです。公園に連れて行ってくれると思っていたのに連れて行ってくれなかったので、抗議したのかもしれないね、と二人で納得したのでした。ゴメンナサイ。

 ダビデは神の箱を安置するための建物を建てようとします。「この私が杉材の家に住んでいるのに」とありますから、りっぱな家に住む自分が神の箱を天幕に置くことにとがめを感じたのかもしれません。
 良い志だとうなずいた預言者ナタンに、主は驚くようなことをお語りになりました。神のための家を造ろうと志したダビデに、「主はあなたのために一つの家を造る」とお答えになるのです。建物ではなくてダビデ王国をとこしえに建てるとの壮大なご計画を明らかにされるのです。

 心に留めたのはダビデの祈りの中の一言。「それゆえ、このしもべは、この祈りをあなたに祈る勇気を得たのです。」神の永遠に至る約束のことばに応答して、ダビデは「祈る勇気を得た」と祈ります。
 
 祈りというと、願いを訴える、罪を告白するというように、祈る私たちのことばだと考えやすいのです。けれどもダビデのことばは、祈りはお語りになった神への応答なのだということに気づかせてくれます。
      


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