みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

追い払わなかった

2013年06月28日 | ヨシュア記
ヨシュア記16章


 朝歩き、あるお家の垣根のブラックベリーでしょうか。もう少し経つと食べごろですが、その前にパチリと撮ってしまいました。ごちそうさまでした。 Img_1078
 16、17章には、ヨセフ族への割り当て地のことが記されています。「みことばの光」にあるように、ヨセフ族はイスラエルの中に部族の中でも有力な部族とされ、一つの部族であるのに、ヨセフの子どもマナセとエフライムの子孫たちにそれぞれ別に相続地が割り当てられました。聖書地図で確認するとわかりますが、マナセとエフライムへの割り当て地は相当な広さになります。また、恵まれた地を相続しています。

 気になるのはやはり、「彼らはゲゼルに住むカナン人を追い払わなかった」とのことば。このような表現はすでにユダ部族に相続地が割り当てられるときにも見られました(15章63節)。また、続く士師記Ⅰ章には「追い払わなかった」ということばが連なっています。それは、暗黒期だと言われる士師の時代の混乱の原因だと言っているかのようです。なぜエフライムが追い払わなかったかの理由は明記されていません。しかし、「カナン人は苦役に服する奴隷となった」とありますので、エフライムは自分たちに役立つからという理由でカナン人をそのままにしていたとも想像できます。

 追い払うべき悪癖、罪をうやむやにする、主のためにという大義を掲げて何かに取り組みながらも、その方法において追い払うべきものを温存してしまうなどということについて、キリスト者は、教会は、得るべき豊かな祝福を逃しているのではないかと、省みさせられる一言です。

   


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