みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

ひとりだけで千人を

2013年07月08日 | ヨシュア記
ヨシュア記23章

 
 こちらは梅雨が明けました。途端に35度の猛暑到来です。
 いつもより早い時間に朝歩きをし、いつもと違うコースを歩きました。すると、当たり前ですが景色も違いますし、出会う人たちも違います。うれしかったのは、多くの方とすれ違いざまのあいさつができたことです。

 「私は年を重ねて、老人となった」(2節)、「…私は世のすべての人の行く道を行こうとしている」(14)などのことばから、ヨシュアの遺言であることがわかります。
 長い間一つのところにいた人が新しい地へと旅立つとき、また死を目の前にしたときに、どのようなことばを遺すのかによって、人生で何を大切にしていたかを垣間見ることができます。ヨシュアにとって、それは神です。
 度重なる民の不信仰と反逆にもかかわらず、神が民をこの地に導き、イスラエルに安住を許されたのだと回顧しています。そして彼の回顧は、民への力強い命令のことばへと続きます。

 この章で心に留めたのは、たびたび語られる「あなたがたの神、主」ということば。ヨシュアはこのことばを重ねて用いることで、イスラエルの指導者たちに神が彼らの側に常におられること、それゆえに定住したカナンの人々がしたい拝む神々に心を向けないように警告しているのです。

 さらに「あなたがたのひとりだけで千人を追うことができる」(10節)とのことばにも勇気を得ました。縮こまっていた心を広くしてくれました。
 このことばどおりに信じて従おうと思いを新たにしました。
 
 暑い一日、気をつけて過ごしましょう。

    


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