みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

遠く離れて

2012年12月14日 | ヨハネの黙示録
ヨハネの黙示録18章11ー24節


 火曜日と金曜日には、早朝の祈祷会に行きます。冬至までのこの時期は日の出が遅くなりますので、家を出る5時15分頃は真っ暗。今朝も妻が出席される方に「こんばんは」とあいさつしていました。
 夜明け前の空には星がびっしり。冬の空ならではの美しさです。

 大バビロンが倒れることで大勢の人々が泣き悲しむ様子が、きょうの箇所に記されています。地上の商人たち、すべての船長、船客、水夫たちは、この都に集まり、この都が生み出すとみに群がっていたのです。彼らは、都のために泣いているのではなく、都を「利用して」自分たちが富を享受できなくなったことを泣いているのです。

 「遠く離れて立っていて…」ということばを心に留めました。
 「みことばの光」が書くように、そこには真の同情はないのです。彼らは、自分たちの身の安全を確保して、遠く離れて立っているのです。そして、「ああ、富をもたらすものが消えてしまった」と涙を流し、やがて涙が涸れると、次の「バビロン」を求め群がるのでしょう。

 「自分のためによいことをしてくれる」だろうと、3年前に雪崩を打って投票した私たちが、今度は切って捨てた政党を慕おうとしている、まことに私たちは自分中心なのです。しかし、このような態度には解決はないのです。「祈り」のことばどおりに…。


  


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