ミカ書 3章
アドヴェント三回目の日曜日、礼拝をする場所は寒く、特にメッセージを聴いている方々はじっとしているので余計寒かったのではないかと、案じています。
ミカ書3章には、二通りの預言者が登場します。
一人目はミカ。彼は神のことばをまっすぐに伝えます。そしてそのことばは、「ヤコブのかしらたち、イスラエルの家の首領たち」に厳しい神からのメッセージを重ねて届けます。
2節の「あなたがたは善を憎んで悪を愛し、人々の皮をはぎ、その骨から肉をそぎ取る」は、主の民を正しく治めなければならないはずの彼らが、自分たちの利得のためにここまでするかと驚くような描写です。しかし、一時(いっとき)良い思いをしてもそれは束の間。いざと言うときに主に叫んでも主は答えないのです。
二通り目の預言者たちは、民を惑わします。彼らは神が語れと命じたことばではなく、自分に良くしてくれる相手に良いことばを届け、そうでない相手には厳しいことばを投げつけます。そんなことをしている預言者に神が幻を、つまり語るべきことばを与えるはずはありません。
8節の「しかし、私には力が満ちている。主の霊によって、公正と勇気に満ちている」というミカのことばを心に留めたいと思います。神のみこころに歩む者こそが力に満ちているのです。
寒さの中で、心が温かくなることばです。