エステル記 2章
12日間滞在した娘家族がきのう帰国し、二人の生活が戻ってきました。ちょっぴり寂しくもありますが、それぞれに神が与えられた務めの場に配置されるというようなことなのですね。上の孫が「ああ、○○ちゃんと遊びたいなぁ」と幼稚園のお友だちの名前を挙げていた時に、この子どもたちも日常に戻るのだと思いました。
エステルにとっては、日常がひっくり返されるような大事件が起こります。ペルシヤの王妃になるのです。この章でのエステルの立ち振る舞いを見ると、彼女はこのような大きな変化の中にあってパニックになることなく、舞い上がることなく、彼女自身を貫いているような印象があります。「みことばの光」が書くように、エステルに神が賜った「沈黙を守ることができる」ということなども、突然の大変化の中でもゆがめられてはいません。
「神の御手がどのように働いているか」としてこの章を見ますと、エステルがペルシヤの王妃になるということはその一つです。やがて彼女は自分に舞い込んできた新しい立場ゆえに、民族大虐殺を未然に防ぐという大きな働きをするのです。