ホセア書 4章
当地の冬は、明るくなるのが遅く、暗くなるのが早く、しかもどんよりとした天候が続きます。だからこそ、アドヴェントの頃には町々にクリスマス市(いち)が立ち並ぶのは、心が少しでも暖かく明るくなるようにという、過ごし方の知恵なのでしょう。しかし今年は、そのクリスマス市が中止。そのような中、私たちはとにかく一日に一度は外に出て歩くことを心がけています。きょうも夕方少し暗くなってから近くのスーパーに遠回りしての買い物です。それだけで6500歩ほどでした。
4章は「主のことばを聞け」に始まります。そして、1節にはイスラエルに悪がはびこるのはなぜかが明らかにされます。それは、彼らには真実、誠実、そして神を知ることがないのです。神を知ることによって人は真実とは、誠実とは何かを学び、それを生活に具体的に表していきます。けれども、大元がすっぽりと抜け落ちているのです。
4節以降で、神は祭司を厳しく責めておられます。それは、祭司は彼らに「知識」を与えるつとめを受け持っていたからです。彼らが神のことばを教え、正しい知識を与えることを怠ったために、イスラエルがどんなに増えても、どんなに熱心に宗教的な行事に励んだとしても、それは全くの的外れなのです。14節は、姦淫してもよいと言っているのではあります。祭司の罪があまりにも大きいことを強調しているのです。
聖書を読む、聖書について学んで「主のことばを聞く」ということを続けていても、真に神を知ることにつながっているのだろうかと問われます。神を知ることと自分の毎日の生活がつながっていると言えるだろうという問いかけを受けています。