ホセア書 13章
クリスマスカードが届く頃となりました。私たちもせっせとカードの宛名書きをしてポストに入れていますが、間に合う…でしょうか。
13章では、イスラエルに罪の刑罰の宣告がなされています。彼らは、神を捨てて偶像を拝むようになりました。出エジプトをなしてくださった神への感謝を忘れてしまいました。神ではなくて王を信頼しました。さばきを目の前にしているのにそれでも自分を信頼していました。
心に留めたのは6節の「しかし、彼らは牧草を食べて、食べ飽きたとき、彼らの心は高ぶり、わたしを忘れた」ということばです。約束の地に定着し、繁栄するようになると、彼らは高ぶってしまった、そしてこれまで変わらずに彼らを導き、支えてこられた主を捨ててしまったというのです。
年を重ねるといろいろなことを忘れやすくなると言われていますが、いかがでしょうか。眼鏡がない、鍵がない、財布がない…後で見つかると「なーんだ」と言うことで笑ってしまうのですが、笑えないものもあります。その一つは、恩を忘れるということです。自分ひとりで大人になり、自分ひとりでやり遂げたかのように思い上がってしまうのです。
「…主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」詩篇103篇2節