ヨエル書 2章15−32節
前の日には「青空が逃げてしまって…」と書きましたが、昨日は青空と、その向こう側の太陽が顔をのぞかせてくれました。この時期の太陽は何よりの神からの贈り物。
2章、いや、ヨエル書は、2章15-17節に書かれている神からの命令に民が答えることによって大きく方向が変わります。罪を悲しみ悔い改めることができるのも含めて、神の祝福がどれほど豊かなものかを2章後半から味わうことができます。
なぜなのでしょう。神がご自分の地をねたむほど愛されるから、ご自分の民を深くあわれるからと18節にあります。いなごに徹底的に食い荒らされ裸になった地を神は顧み、穀物と新しいぶどう酒、そして油を産み出すようにしてくださるのです。それは、いつの間にかそのようになったとか、人ががんばったからということではなくて、全く以て神の働きによるのです。ですから、地も、獣たちも、そしてシオンの子たちも神、主にあって楽しみ喜ぶのです。
神が私たちに賜わったこの世界、地球の環境は人間の強欲ゆえに悪化の危機にさらされています。そのための会議が今開かれています。そこで国を代表する人々が知恵を集めて討議するのは大いに意義のあること。けれども、何よりも大切なのは、私たちのこの世界を賜わった神の前に立つことであり、罪を悔い改めることではないのか、との思いを強くします。
28-29節のことばはペンテコステに成就したとして知られています。神のお働きは、物質的な回復にとどまることがありません。一部の特別な人々に与えられていた神の御霊がすべての人に注がれるのです。愛とあわれみ豊かな神のお働きを数えて楽しみ喜ぶ一日を…。