箴言 31章
昨日は、隣町の店に行きましたが閉店。ガラス戸をよく見るとこのお店、日月火は休業日なのでした。確かめない自分がいけなかったのですが、気を取り直してクリスマスのイルミネーションの美しい街歩きをし。美味しいケーキとコーヒーで体が温まりました。
箴言は本日が終章。王が母から受けた戒めのことば、とあります。1−9節には「王の心得」という見出しをつけることができます。2節の「私の子よ、…私の胎の子よ、私の誓願の子よ…」という繰り返しからは、王であるわが子を愛する母親の思いが伝わってきます。しかもそれは、ただ母親として心配しているというだけでなく、生まれた時にわが子を神に献げたという母親の信仰が伝わってきます。
内容は、女性と酒と政治のこと。どれも王として備えなければならない大切な心得であり、どれほど多くの王がこのことで失敗してきただろうかと、読む者に思わせる納得の内容です。けれどもそれは、王に限らずすべての人が心すべき戒めなのだと気づきます。
10節から31節までには、「賢い妻を持つ者の幸い」という題がつくでしょうか。イスラエルの男性は妻にここのことばを読むのだと伺ったことがあります。そしてこの部分はいわゆる「いろは歌」の形式になっていて、それぞれの節の初めのことばがヘブル語のアルファベット順になっているという、技巧と遊び心のある歌だと言われています。妻はこれを読む夫のことばをどのような思いで、どのような表情で聞いたのだろうか、聞くのだろうかと想像が膨らみます。
想像を膨らませるだけでなく、自分も…と。