レビ記 23章23−44節
日本では空き家が増えていて、5年ごとの住宅・土地統計調査によると、2013年の空き家率は全国で13.1%で、戸数はおよそ757万戸とのこと。10軒に一軒以上は空き家ということになりますね。人は生きていていろいろな物を買い求めます。食料のようにすぐに消費してしまうものもありますが、家となると「一生物」。借家暮らしから始まり、家族も増え経済にも見通しが立ったので自分の家を持つというようにという道筋をこれからも進むのでしょうか。
きょうの箇所には、イスラエルの民が守るべき主の例祭のうちの「仮庵(かりいお)の祭り」のことが記されています。イスラエルの暦で第七月、太陽暦で言えば10月というのは収穫が終る時期です。主は七日間仮庵に住まなければならないと、彼らにお命じになります。この祭りが覚えられるのは、彼らが約束の地カナンに定住した後のこと。土地を分け与えられ、家を建てて生活をする彼らが、年に七日はしゅろ、柳、その他自生の木の枝で編んだ庵の中で過ごすのです。それは、「わたしが…彼らを仮庵に住ませたことを、あなたがたの後の世代が知るため」というのが理由です。
考えてみれば、私たちにとってこの世とは、仮庵暮らしのようなもの。間近に引っ越しを控えている身としては、「旅人であり寄留者であるあなたがたは…」(ペテロの手紙第一2章11節)ということばがこころに響きます。