列王記第二 23章1−24節
家には二つの「ぬか床」があります。一つは我が家のもの、もう一つは一時預かっているもの。その匂いというか、香りというかがやはり違うのです。それぞれの家のぬか床というものがあるのですね。
ヨシヤ王は8歳で王になり、16歳で神に求め、20歳でユダとエルサレムをきよめ始めました。そしてきよめる中で、26歳の時に見つかった律法の書を読み、神の前に悔い改めて、さらに民を巻き込んで改革をさらに推し進めていきました。怒濤の勢いです。この時すでに、北王国イスラエルはアッシリヤに滅ぼされましたが、北王国の歴代の王が取り除かないままにしていたヤロブアムの造った高き所をさえ、ヨシヤ王は壊すのです。「怒濤の勢いで…」というのは、この時のヨシヤにふさわしいのかもしれません。
心にとめたのは、発見された律法の書(契約の書)をヨシヤが読み、罪を示されて悔い改めた後で、それを今度は民に読み聞かせたということです。王として、この国が履行すべき契約を長い間反故にしていたことの重大さに気づき、彼は国を挙げての改革を先導しました。
ユダももう終わりが近いのだから、何も今更になって…ということではなく、今自分がなさなければならないことをするという姿勢をヨシヤから学びます。ともに罪を悔い改め、一緒に立ち上がる……