ルカの福音書 2章1−21節
きょうはクリスマス。日本では25日はすでにクリスマスが終わったようなところがありますが、当地ではきょうと明日がクリスマス祝日で休みです。
きのうの夕方は中心部にある教会の「賛美礼拝」に出席しました。普段は日曜礼拝ににどのくらいの方が集っているのかはわかりませんが、きのうは満席。立っている人もいるほどでした。ルカの福音書2章1−20節が何回かに分けて読まれ、その間に讃美し、牧師の説教がありました。終了後少し町歩きをしましたが、ほんの一部のカフェを除くと、ほとんどは休み。人の少ない大通りに、ショーウィンドウが明るく輝いていました。
ここには、救い主がこの世界にどのようにおいでになったのかが詳しく記されています。天地の創造者、支配者、主であるお方が、時の権力者の命令に振り回されるように旅をし(胎内で)、旅先で誕生し、滞在先も確かではなく、布にくるまれて寝かせられたのは飼葉桶。まったくありえない現れ方です。
「彼(キリスト)がまず地の低い所に下られた」というエペソ人への手紙4章9節のことばを覚えます。
だれも、貧しさや弱さを求めてはいないことですが、その現実と向き合わなければならないことが少なくありません。神を信じているのになぜ…、と問うようなこともあります。けれどもそのような時こそ、私たちの救い主がどのようにおいでになったのかが大きな慰めになり、生き続ける希望になるのです。
私たちの救い主、イエス・キリストのご降誕を心からお祝いします。