級友の奥様

昨日の地元紙「岩手日日新聞」に高校時代の級友である博男君の奥様が紹介されていた。
夜に電話をしたら非常に喜んでいて「是非、ブログでも紹介して欲しい」とのリクエストがあったことから、
地方紙を読めない地域に在住するクラスメイトのために新聞社のHPからコピーして転載することにした。

博男君はクラス会常連参加者で、貴重な「盛り上げ役」として貢献してくれている。
「今年もクラス会やってね」とのリクエストもあったが、そちらの方の返事は「保留」とした。


「手仕事で交流の輪」(岩手日日新聞　2015.4.21)

　一関市弥栄で、趣味のちりめん細工を生かして地域に溶け込もうとしている女性がいる。同地域に移住予定の佐々木奈美子さん（62）＝宮城県多賀城市在住＝。「作る喜びと見てもらう喜びを知ってほしい」と教室を開講し、住民と楽しい時間を共有しながら親睦を深めている。
　夫の博男さん（65）は２０１０年、家庭の事情で一関市弥栄の実家にＵターン。佐々木さんも一緒に転居予定だったが、07年から自宅で開いているちりめん細工教室の生徒に引き留められ、自身が65歳になるまでと決めて残った。
　一関に移るまで３年を切った14年10月、少しでも地域になじんでおこうと博男さんの実家で弥栄教室を開講。現在は地域の初心者や市外の愛好者ら７人に指導している。
　素材や題材は受講者の希望に応じて決め、ちりめん布の和小物や人形、着物をリメークした壁飾りなどの縫い物のほか、羽子板に用いられる押し絵の技法も伝授。佐々木さんは作りたい物の写真や絵があれば型紙を起こせるといい、受講者の自由な感性でものづくりを楽しむ場になっている。


受講者にちりめん細工や押し絵を教える佐々木さん（中央）

　開講以来毎月通い、押し絵の唐子人形などを作ってきた同市弥栄の千葉ハル子さん（71）は「親睦を深められ、初心者でも好きな物を作れるのがいい。これから農作業で忙しくなるが、時間を見つけて教室に通いたい」と笑顔を見せる。
　教室は地域で話題となり、弥栄市民センターから女性教室の講師を依頼されるなど、出会いの輪を広げている佐々木さん。「人見知りはしない性格だから移住に不安はなかったが、友達をつくっておきたかった。顔見知りの人がいるだけで外出も楽しくなるし、趣味が合う人と仲良くなれてうれしい」と充実の表情で語っている。
　教室は毎月第１、３日曜日（午前10時～午後３時）に開講。１日当たりの受講料は２０００円。体験コースは１時間５００円。問い合わせは佐々木さん＝０９０（９６３６）２８８０＝へ。