霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

ミツバチ

2014-06-25 21:33:52 | 
昨日のTVニュースは「ミツバチの大量死」の原因は稲に散布している農薬が影響していると報じていた。
稲の穂が出始める頃に散布するカメムシ防除がその元凶であることは以前から指摘されていたこと。
 
収獲一カ月前のカメムシ防除は安全性に疑問を感じていて「カメムシ防除はしない主義」を貫き通して
いる。
しかし、特に牧草地に近い田んぼのカメムシ被害による斑点米が頭痛の種になっていた。


(今日は後山のトウモロコシ畑二枚にEMボカシを撒いてから二回目の中耕除草を済ませた)

それが近年急速に普及してきた「色彩選別機」を通すことで簡単に除去できるようになった。
だったら環境破壊の元凶となっている「カメムシ防除は即刻止めるべし」と俄か百姓には思えるのだが、
現実はそうならない。

農業分野では全般的に「変化への対応が極めて遅い」との印象を受けているが、それが「既得権益等
への配慮」だとしたら「お門違い」も甚だしい。
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赤シソ

2014-06-24 21:35:13 | 野菜
昨年の梅は記録的な不作で我が家の「梅干し作り」も自家消費分のみで販売用までは
確保出来なかった。
一転して今年は「豊作」に近いぐらいの梅が実を付けているので、梅干し用の梅も
これまでに無いぐらいの量が期待出来そうだ。
そんな背景も踏まえ、万事ソツがない生産部長は数カ所に分けて「赤シソ」を植え
準備万端整えている。



これらの「赤シソ」は我が家の梅干し作りに利用するためもあるが、大部分は産直
での販売用に充てられる。 
産直では「梅干し」の需要も底固いが「赤シソ」もそれに負けないぐらいの需要が
ある。
何事も手を掛けずに「既製品」で済ます傾向が顕著な時代を迎えているが「自家製の
梅干し」にこだわる消費者は決して少なくないようだ。
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「{秘伝」適地

2014-06-23 19:59:02 | 
「枝豆の王様」とも称される「秘伝」は、その味は別格だが種代が割高で収穫量は
あまり多くない。
しかも天候等によって「極端な不作」となるリスクも抱えていて、収穫がゼロと
いうケースも過去に経験している。

そんな枝豆の「秘伝」作りに毎年挑戦し続けている。
何度か繰り返した失敗の反省を踏まえ、今は「播種は6月上旬に行う」ことと「湿気
のある畑に作付けする」の二点に注意している。
勿論、それで「万全」という訳ではないが・・・。



今日「中耕除草」をした秘伝畑は、極端な湿地があって耕作初年度は培土機が何度も
動けなくなって苦戦した「思い出の畑」。
変形の小さい三枚の休耕田を一枚の畑にし、度重なる排水対策をしたのが功を奏し、
今では培土機がスイスイと移動できる「立派な畑」に変身しつつある。

夕日を浴びて畝に影が出来た畑を振り返りながら「就農当初の苦労」を思い出した。
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麦秋

2014-06-22 19:25:27 | 穀物
小麦が色付き収穫期が近いことをアピールしている。
周囲が緑一色の季節に黄金色は否が応でも目立つ。
「麦秋」や「竹の秋」の言葉を生み出した「古人の感性」にいつも感心させられる。

しかし、各地に点在している小麦畑を巡って見て畝間の雑草が気になった。
このまま「麦刈り」をしたら青い草が小麦と一緒にコンバインに刈り取られ、切り刻まれてグレンタンクに
紛れ込み、そのまま乾燥機に入る恐れもある。

今は他の仕事で手一杯なので「小麦畑の草刈り」は省略したいところだが、そういう訳には行かないようだ。



最近、畑の畝間の草刈りには法面草刈機を活用している。
四輪の法面草刈機は幅が畝幅とピッタシで作物を傷めることなくスイスイと刈り進むので重宝している。
エンジン音がうるさく燃費が悪い難点があるものの、それを上回る活躍をしてくれる。
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手取り除草

2014-06-21 21:58:40 | 
畑作物には「除草剤を含め農薬は一切使わない」を原則とし、雑草対策は「中耕除草」を二~三回行う
ことで対処していた。
しかし、それだけでは雑草対策として不十分で、秋には雑草をかき分けながら収穫することも稀では
無かった。
ましてや長雨に祟られた昨年は唯一の雑草対策さえ出来ず収穫を諦めた畑も多かった。

以前、北海道の大平原で畑作をしている農家が「手取り除草」をしている風景がTVに映ったことがあった。
大型機械を駆使する大農家でも「手取り除草」が雑草対策の決め手となっていることを知り驚かされた。



写真は、長年の雑草地を耕し始めた畑だが、昨年は雑草に負けて途中で収穫を諦めたいわくつきの土地。
今年も一度中耕除草をしていたにも関わらず、既に畝間も株間も雑草が生い茂り作物が隠れて仕舞い兼ね
ない状況になっていた。

その畑を、まずは法面草刈機を押して畝間の草を刈り取ってから株間を「手取り除草」し、その後に
培土機で「土寄せ」を行い、ようやく畑らしい景色を復活させた。
通常は「手取り除草」などする稼働など捻出出来ないのだが、この畑は早生品種の枝豆なので「VIP待遇」
並みの特別扱いで対応した。



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