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霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

心を売る

2009-04-25 21:21:09 | 産直
「つー助さん」こと「(有)サングリーンさとう」の佐藤専務は、野菜の生産と販売についてのプロで毎月行われている「勉強会」の講師も務めている生産者仲間の若きリーダー。

「新鮮館おおまち」の売り場でも他の生産者とは出荷量が異なることから専用のコーナーが設けられていて、そこには生鮮野菜と一緒に「正々堂々野菜作り」等々のPOPが掲示されていていつも興味深く拝見している。

オジサンもこのような立派なPOPを作ることを見習うべきだが、要らざるヘラズ口をたたくのは得意でもそのようなセンスは持ち合わせて居ないとハナッカラ諦めている。

その「つー助さんが」数日前からパッキングした一つひとつの野菜の中に「ここだけの話し」というB5版の紙片を折り畳んで入れるようになった。
今朝売り場で会った際に、その狙い尋ねたら『野菜を売るのは止めてこれからは「生産者の思い」を売ることに改めた』と胸を張っていた。
そのペーパーには自身の色々な「思い」がコメントされているようだ。


(23日に開催された「山菜の試食会」後の勉強会で講師を務める「つー助さん」)

「物を売るのでは無く心を売る」は販売の世界では随分昔から言われて来た言葉だが、いよいよ農業の世界でも「心を売る」時代が到来したかと感慨深いものがあった。

我が家でもどんな形で「心を売る」か知恵を絞らなければならない
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四年目の岐路

2009-04-24 21:06:58 | 生活
二人で農業を始めてから「イケイケドンドン」で三年間突っ走って来たが、四年目を迎えた今年は大きな岐路に立たされている。
従来の米作りにプラスして産直出荷を目指した野菜作りも始めたことにより、「経営的に自立できる農家」という目的は果たせたものの、ここに来て二人とも心身共に疲れが目立つようになって来た。

忙しい日々の連続でお金を使う暇も無く、食事も「手抜き料理」となることが多かったのだから、いずれはこうなる運命だったのかもしれない。

今年から即改善できるという訳には行かないが、もっと時間的にも体力的にも余裕のある生活スタイルに見直して行かねばならないと思っている。



先日、今年の鶏の雛が届いた。
広い場所で伸び伸びと育てようと外に遊び場を作るつもりで金網を調達しているが、肝心の取り付け工事になかなか着手できないでいる。
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改革のチャンス

2009-04-23 21:13:25 | 経営
就農してから農林水産省の予算の使い方に少なからず関心を持つようになったが、予算の大半が企業に流れる仕組みになっているのには少なからず驚いた。

今年は天候に左右されない「野菜工場」を作るのに予算が計上されているという。
これは当然のことながら、野菜を生産するのが主目的ではなく「工場を作ること」が主目的であることはミエミエとなっている。
そんな所で作ったら高価な野菜になるだろうし、第一「食べたい」とは思わない。


(霜後から厳美渓に向う途中にある竹沢バス停の花壇。この地区の区長のSさんご夫妻がいつもメンテをしている)

今度の総選挙の最大の争点は「公務員改革」だと言われている。
日本の農政は「ノー政」と悪口を言われながらも平然と自分達の天下り先確保のために税金を無駄使いして来た「不逞な輩」を退治できる政党に清き一票を投じたいと思っている。
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山菜シーズン到来

2009-04-22 21:00:53 | 山菜
タラノメやコシアブラはGWの花形商品だったが、昨年は最盛期が一週間ほど早くなってしまい連休後半にはコシアブラを求めるお客様をガッカリさせてしまった。
それは昨年だけの特異現象かと思っていたらそうではなかった。
エグネのタラノメも早いものは既に収穫できるようになったし、コシアブラもあと数日で旬を迎える雰囲気となっている。
これは「地球温暖化」が確実にその歩みを進めて来ていることを如実に示す事例の一つかも知れない。



山菜採りのシーズンを迎えると二人とも血が騒ぎ出し、朝から晩まで農作業という訳には行かなくなる。
今日は仕事は少し早めに切り上げて今年初めての山菜採りに出かけることにした。

仕事をしている時は常に感じている帯状疱疹のチクチクする痛みが、山菜採りをしている時は見事に消え去っていた。
好きなことをしていると身体全体の細胞が活性化し病気の痛みさえも駆逐してくれるようだ。
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恵みの雨

2009-04-21 20:06:40 | 天気
早朝から雨となり夜になっても降り続いている。
代かきの準備として、残りの少なくなった堤の水を心配しながら田んぼに入れていたが、その心配を吹き飛ばす恵みの雨となった。
お陰で殆んどの田んぼに水が溜まり午後には代かきをスタートさせることができた。



昨年の秋以降は排水対策に精力を注いで来たが今は180度転換して保水対策に全力を傾けている。
水が溜まった田んぼの畔を巡って見るとソチコチで水漏れが発生している場面に出くわす。
それを一つひとつ丁寧に補修して行くのが今の時期の年中行事みたいになっている。
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