朝、軒下の温度計は氷点下16℃を指し、今日の最高気温は氷点下4℃だった。
鶏の給餌とストーブの薪の取り込み以外は外に出ることもなく箱根駅伝の俄か評論家に徹した。
甲子園が球児達の聖地となっているのと同様に箱根駅伝は長距離ランナーの聖地となり、数々の
筋書きのないドラマが演じられ観ていて大変興味深いものがある。
(ネットから借用)
王者青山は主将の直前の故障欠場もあって往路で失速、古豪早稲田は山登りがブレーキとなった。
一方、昨年の記録なら9位の順位ながらも往路優勝を飾った創価大は、その勢いを駆って復路も
7区は区間2位、9区は区間1位の頑張りを見せ、アンカーに襷を渡した時点では二位の駒沢に
3分19秒の差をつけていた。
この差を見て解説の渡辺康幸元早大監督は勿論のことTV観戦者の全員が「創価大の優勝は決まった」
と思った。
しかし、ドラマはその後に待っていた。
どの大学も10人走れば一人ぐらいはブレーキとなる選手が出るものだが、創価大にとって不幸
だったのは、それがアンカーに出たことだった。
結局、駒大アンカーの区間賞となる力走にゴール直前で抜かれてしまった。
終わってみれば実力相応に駒大優勝となったが、これは最後まで諦めずに優勝を目指した駒大
大八木監督の「執念の勝利」だった。
なお、往路で失速しながらも復路優勝を目指した青学は、二位駒大と僅か二秒差の薄氷の勝利で、
原監督の「強運」を感じさせる結果となった。