石倉の屋根の鬼瓦が、地震も風雨も全く関係ない穏やかな夏の日に、崩れ落ち砕けてしまった。
築40年以上が経過しているので劣化したものと思われる。
棟梁さん経由で業者に修理を依頼していたが、「人手が確保できない」等の理由で遅れていた。
ようやく今日になって二人の職人が来て修復してくれた。
その内の小柄な一人が、「ベトナムから来ている技能実習生」と聞いて驚いた。
話しを聞いたら、「同じ瓦ぶき職人をしている仲間と二人で暮らしている」と流暢な日本語で答えてくれた。
修復を終えて帰る際に、産みたての鶏の卵をプレゼントして、母国と違う寒い環境で働く二人に敬意を表する
と共に、「日本とベトナムの友好の懸け橋役」となることを期待した。