周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

10月14―20日

2018年10月21日 | 日記・エッセイ・コラム

銭壺山から瀬戸内海を望む。正面遠くに見える亀みたいな島がどこいらのTVに出てくるダッシュ島とか。民放は再放送の『水戸黄門』か『大岡越前』以外観ない僕にはどうでもええ。あ、『吉本新喜劇』は観ます。『NNNドキュメント』と『テレメンタリー』も。たまに『タモリくらぶ』も。それに時々『世界まる見え』とか・・・。なんのかんのと観てるやん。

 

10/14(日) 天神祭りには自治会住人の協力が不可欠やが、ご奇特にもあるご婦人がうちまで訪ねて来られ「足が悪いので踊りやパレードの警護はできませんが、何か手伝わせてください」と申し出られた。聖書的に「あなたの信仰は見上げたものである」とでも言っておくべきか。続けてこうも言われた。「何もしないとなれば、非国民のような気になりますので」。

 

15(月) 三年半ぶりに年貢を納めに病院へ。以前お世話になった病院にはさすがに行きにくいので小さな田舎の医院へ行く。血液検査や心電図、エコー、レントゲン等のフルコースを受けることになった。「やっぱ教育入院ですか?」と尋ねたら「そんな悠長なこと言っている段階では無い」と一蹴された。「せめて天神祭りが終わるまでご勘弁ください」とお慈悲を乞う。

 

16(火) 今日『日本オオカミ協会』なるものに入会した。「100年前に絶滅したオオカミを日本に復活させよう」という壮大なプロジェクトである。毎年農作物に深刻な被害をもたらす、シカ、イノシシ、サルの天敵を復活させて、自然の生態系を回復させるのが目的の団体。日本の深山でオオカミの遠吠えが聞こえる日が戻ればええなあ。想像するだけでわくわくする。

 

17(水) いつも行く10分千円カットへ。大抵あんちゃんにカットされるんやが、今日はラッキーなことに若い女性が担当してくれた。しかも丁寧にカットしてくれる。多い髪まで梳いてくれた。あんちゃんは10分以内で終わるが彼女は20分もかけてくれた。何でそこまで丁寧にしてくれるのですか?もしかして僕のこと?そんな空想にふけりながらの幸せな20分やった。

 

18(木) その昔、神社に寄附金を出した信徒が「町内の決まりごとですし、たった50円のことですから」と言ったのを聞いたある牧師が「あなたはキリストを50円で売ったのだ!」と叱責した。当時24歳の僕は「そこまでズバリ言ってのける凄い牧師や」と、いたく感心したのを覚えている。あれから36年の歳月が流れ、今じゃ僕は神社の寄附金を集めて回る責任者。

 

19(金) 牧師会の勉強会で麻ちゃんが仮面ライダーについての発題をした。子供の頃、僕と同い歳で、何かと比べられる頭のいい親戚筋の子がいた。その子がライダーファンやったので僕はライダーが大嫌いになった。とは言えライダーに問題がある訳ではない。それにライダーってなかなか奥深いなあ。今は原チャリにまたがって走る正義の味方親父ライダー。

 

20(土) 天神祭りの実行委員長を命ぜられたのは、ちょうど一年前の10/21のこと。場違いで未知なる世界に足を踏み入れ、地元の方々に支えられつつジグソーパズルを組むようなじれったさで始まった準備会やが、今夜の会議で見えてきた最後のピース。ところで今さら言うのも何やが、やる僕もアホやけど、牧師にこんなことをやらせる町内会もアホちゃうか。