周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

7月9―15日

2017年07月16日 | 日記・エッセイ・コラム

夜のお山に鳴き響いた声の主はこのベランダで静かに朝を迎えていた。僕も36年ほど前、親戚の叔父とドジョウ鍋を食べた帰り、夜の新宿あたりの歩道橋の下で、オロロロロか、ゲロロロロかは忘れたが鳴き声を発したことがある。神学校の教師宅でドイツ料理を食べた後も鳴いた。そういえば下呂温泉の土産『下呂のかおり』って・・・まだ売ってるんかな?

 

7/9(日) 礼拝で「今日は何の日か知っていますか?」と尋ねたが誰も答えられなかった。「貴様ら!それでもここの教会員か!」とは言わなかったが、今日は周防教会の66歳の誕生日です。ま、知らなくて当然かもね。なんせ当時から居るのは今では林さんお一人。僕が産まれる前から、ここに存在した周防教会。もうちょっと敬意を払うべきかもしれんな。

 

10(月)「今日は何の日?」と問われて気がついた。僕の親父の命日やがな。「貴様!それでも息子か!」とは言われんかったが、娘の友佳は7/10で「納豆の日」というふうに覚えていたそうな。しかし根っからの関西人で納豆は食わんかった親父が、命日を納豆で覚えられるとはなあ。でも皆さん、どうせ死ぬのなら覚えてもらいやすい日がお勧めですよ。

 

11(火) 受話器からおそるおそるの声で「村田牧師はまだそこにおられるでしょうか?」と。それもそのはず。十二年ぶりに電話をしてこられた原理被害の相談者からや。まあ、普通の牧師ならおそらくもうどこかに転任してもええ期間が過ぎていますからねえ。おかげさまでこの教区に早や三十五年、「普通ではない牧師」として未だに存在し続けております。

 

12(水) 今日も眼医者の待合室は患者であふれ、立って待っている方々がいる。たとえ運良く近くの席が空いたからといって、ほとんどの患者さんが僕よりも歳上やから、厚かましく座るなんてことは出来ない。などと思いながら、ふとあることに気が付いた。考えてみりゃ、うちの教会の人もほとんど僕より年上やなあ。なのに僕は実に厚かましい牧師やなあ。

 

13(木) 林さんが横綱級に育ったキュウリを下さった。大量なので亀の里委員にも分けてあげようと。『世界の野菜!日本で入手困難な大人気野菜Cucumber』と書いてアピールしたのに誰も持って帰らん。キュウリということがバレとるんかな。炊いて良し、揚げて良しの万能キュウリ!漬物か酢の物しか食べ方を知らん凡人どもよ!もうあげないんだから。

 

14(金) 専門家の間でも「ミサイル避難訓練」に疑問の声が上がっている。それはええが、もっとはっきりTVで言ってやれ!「避難訓練をさせたり、どさくさに紛れてミサイル迎撃とか言いながら、あちこちにPAC3を配備したりして、国民に危機感をあおり、憲法改正を有利にしようとするプロパガンダや!」。え?専門家でなくても、み~んなとっくに気付いてる?

 

15(土) 所用で岩国の街に出た時、エビちゃんの車とすれ違った。ちょうどタコ焼きを買ったばかりなので、彼にワンチャンス与えてあげることにして、すぐさま電話をかけたが「ただ今、電話に出られません」というメッセージ。後で、チャンスを逃してタコにまで見放された不運な男から電話があったが、ああ無情の運否天賦(ウンプテンプ)。タコは全て僕の胃袋の中。