あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路道の道しるべ(6)

2007-06-26 23:23:57 | 四国遍路あれこれ
 四国遍路道も終盤になってきました。

 2月28日(水)、65番三角寺から66番雲辺寺へ向かう途中、
1日回り道して別格霊場15番箸蔵寺へ参拝しました。

 寺は標高540mの山上にあり、下の橋蔵の町外れからの
ロープウェイもありますが、東側をたどるへんろ道を上がり下り
しました。そのへんろ道には1丁ごとの町石が残っています。

 これは2丁目の町石です。
 
 この日は、歩き遍路に人気の宿・雲辺寺への上り口にある
民宿岡田に泊まりました。

 翌朝、四国遍路で最高地、標高910mにある66番雲辺
寺を目指します。

 民宿岡田を出て、徳島自動車道下をくぐって、急登のへんろ
道にかかるあたりにあった標識です。 

 雲辺寺から北に下って、別格霊場16番萩原寺を回り、67番
大興寺へ向かいました。

 大興寺の門前に立つお地蔵さんの台座に、「へんろ道」と記さ
れています。

 3月2日(金)朝、70番本山寺にお参りし、11km先の71番
弥谷寺へ向かいます。弥谷寺へ2kmあまりに近づき、県道
220号から分かれて間もなくの交差点にあった古い標石です。


 3月4日(日)、連泊した75番善通寺の宿坊を出て、76番
金倉寺へ向かう道筋、電柱に貼られたへんろ道の標識です。


 翌日、高松市内に入り、前日参拝した80番国分寺を抜け、
81番白峰寺への山道を上がり、標高380mほどの稜線上
を走る県道に上がりました。

 県道への上がり口に立つ「四国のみち」の道標と、へんろみち
保存協力会のへんろ道標識。

 81番白峰寺まで8丁のところに、古い標石が立っていました。


 白峰寺から82番根香寺へは約5km。林間の気持ちよい
へんろ道が続き、道中には町石が幾つも残っていました。

 二つ並んだ町石は、白峰寺と根香寺への距離を示し、24丁
と29丁石です。 

  3月7日(水)、いよいよ88番大窪寺への結願(けちがん)
の日。

 87番長尾寺を経て、前山ダム南岸にある「前山おへんろ交流
サロン」に寄り、最後の難所、女体山(774m)に向かいます。

 簡易舗装の車道に分かれ、山道へかかるところに立つ「四国
のみち」の標柱。

 一度車道に出て少し進み、女体山への最後の上り道にかかり
ます。

 その山道への上り口に立つ標識です。

 女体山へ上がり、北方の展望を楽しんだ後、88番大窪寺
への最後の下り道には、何か所か「結願」を祝う札が下がっ
ていました。


 結願の翌日、出発した1番霊山寺へ向かいます。湊川沿いの
車道を下り、黒川温泉の先で、さらに川沿いに進む国道377号
経由の近道と、初回に回った総奥の院與田寺への分岐になる
池のそばに立つ標識です。


 その日(3月8日)の午後、香川県と徳島県境の大坂峠(380m)
を越えました。

 峠の近くに立つ「四国のみち」の標識です。

 この日は、3番金泉寺に近いJR高徳線・板野駅前にある
旅館に泊まり、翌日午前、1番霊山寺に戻り、四国遍路一周
の輪を結びました。

 というわけで、「四国遍路道の道しるべ」は終わりました。
引き続き、カテゴリー「四国遍路あれこれ」を続けたいと思い
ますが、次のテーマは未定です。
コメント
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