2007年6月14日(木) 曇後雨
=清里・清泉寮~美し森山~清里駅=
![](http://clip.alpslab.jp/bin/map?pos=35/55/35.789,138/25/34.085&scale=70000)
6時前、清泉寮のコテージで起床。朝食前、少しの散歩に出
る。雲が下りてきて厚く、予報通り雨になりそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/69/4d9e95031d8825f11bdd5560a93ca2d8.jpg)
ジャージーハットからは、茅ヶ岳の上部だけ見えるが、富士
山は隠れていた。周辺のレンゲツツジが見ごろである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/c7/f97b8be65a0dfd8cb7b7e68a6f44dc27.jpg)
朝食を済ませ、ザックを預けてツツジの名所・美し森山まで
往復することにする。8時12分に清泉寮を出た。
宿泊したキャビン「横浜」の隣、「神戸」の横から、広葉樹林下
のキープ自然歩道を北に向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/98/d7be3bce4f363af8580ebf0ba3fb7cff.jpg)
少し先の自然歩道が交わる6差路で北東に向きを変え、
ホトトギスの鳴く気持ちよい広葉樹林を進む。
東西に走る「八ヶ岳ライン」と呼ぶ車道に出た。東に少し、
美ヶ森交差点で南北に走る県道17号を北へ。正面にまだ
雨雲のかからない赤岳がよく見える。
美しの森駐車場と、食堂や売店、観光案内所などがあった
が、平日の朝なので閑散としている。駐車場の北側から木の
階段へ。
両側のヤマツツジが見ごろ。200mほど上がると、標高
1542m三角点のある美し森山である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/f6/af56781bc7536bc6da0b0281a53fb1cb.jpg)
八ヶ岳連峰を背にして、ヤマツツジやレンゲツツジが鮮やか。
売店と食堂の円形建物があり、上部が展望台になっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/63/d3c182097bca60f7a618bc180e84c02d.jpg)
記念撮影用に、こんな額縁もある。
さらに赤岳に通じる真教寺尾根への登山路の下部を、羽衣
池まで往復することにする。
キナシだろうか、真っ白な花が数えきれぬほどの花を開いて
いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/4b/fcf61cef8aa4750888e07fcb3336e17b.jpg)
右に大きな建物の「たかね荘」を過ぎると、直線で上がる木
の段が続き、歩幅と合わず歩きにくい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/86/8f58c7b9dc3d735e840bbd9ee7156432.jpg)
それが尽きて間もなく、標高1610mにある羽衣の池に着
いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/9c/0f3833cff2329352dd429f5b61930bb0.jpg)
池は水草に覆われ、水面はあまり見えない。池を一周する
木道が設けられ、そばに東屋もある。雨となったので東屋に
入り、雨具を着ける。
すぐ後に、東京・府中市の小学生の団体が上がってきた。
午後は雨の確率が高いとの予報から、ここでやまさんが予
定を変更、清泉寮に戻った後に回る予定の天女山は次回に
して、今回の実踏は打ち切るという。
もとの道を戻る途中、たかね荘に寄る。旅行社やバス会社
のツアー客が多いようで、入口にそれら団体の看板が並んで
いる。旧大泉村村営だった「たかね荘」は、現在民間委託と
なり、名前も「美し森ファーム」と変わっていた。
森を眺めながら広い喫茶コーナーで休憩。売店も大きく、壁
面には八ヶ岳周辺の四季を撮った、きれいな写真が飾られ
ていた。小中学生などが利用出来る、広いキャンプ場もある。
美しの森近くまで戻り、東側谷間にあるクリンソウ自生地
に回る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/41/135bd07e43539600d75b57352c7c5df2.jpg)
ちょうど花どき、ほかでは見たことの無いほどたくさん咲
いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/e0/d7ed018201e90d2e9a4192354d9b9546.jpg)
美し森山へ下った頃から雨は本降りとなる。もとの道を八ヶ
岳高原ライン下のキープ自然歩道六差路まで戻り、南東に
緩やかに下る遊歩道へ。こちらも広葉樹林を抜ける歩きやす
い道。
林が切れて、南側に広大な牧草地が広がる。展望テラスと
呼ぶ富士山の展望地だが、雨で手前の茅ヶ岳も山頂は雲に
隠れていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/c6/ca65375759d1f4b30ccbe94876df609b.jpg)
ウッドチップの敷かれた別の遊歩道を西へ。清泉寮の一連
の施設の東端、やまねミュージアム前を通過、八ヶ岳自然ふ
れあいセンターに入り、八ヶ岳周辺の動植物や歴史などの
展示を観覧した。
車道を越えて清泉寮の西に回る。こちらもクリンソウの自生
地があり、囲いもないので間近に色鮮やかな花が眺められる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/bd/99522af7e0f95a572dd24059f5b09244.jpg)
その先にあるポール・ラッシュ記念センターも観覧する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/58/2cc32712f6fc0a8cd5c852d1661011ff.jpg)
ポール・ラッシュは、アメリカ・ケンタッキー生まれ、宣教師
として来日し、1938年に清里に清泉寮を建設したが、志半
ばで日米開戦となり、強制送還された。
戦後はGHQの一員として再来日し、日本の復興とキリスト教
民主主義の紹介に尽力し、八ヶ岳山麓の開拓や、アメリカン
フットボールの紹介にも務めた。
それら業績を紹介するビデオを観覧し、関連の展示を見る。
ポール・ラッシュは、尊敬する聖路加病院設立者、トイスラー
博士から伝授された
「Do your Best, and it must be first class」
「最善を尽くせ、しかも一流であれ」
の思想を教え、自身も忠実に守り、清里を開拓し、人々に希望
を与え、日米友好にも尽力したという。
清泉寮に戻り、食堂で昼食を済ませ、車道を清里駅に向かっ
て急ぎ下る。13時41分に清里駅に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/13/3f69902a37f8a2c1faf6cef307200b39.jpg)
ホームにある温度計は12.5℃を示す。14時1分発小淵沢行
きで帰途についた。
(天気 曇後雨、距離 9km、標高差累積 700m、地図
八ヶ岳東部、谷戸、歩行地 山梨県北杜市(旧大泉村、高根町))
=清里・清泉寮~美し森山~清里駅=
6時前、清泉寮のコテージで起床。朝食前、少しの散歩に出
る。雲が下りてきて厚く、予報通り雨になりそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/69/4d9e95031d8825f11bdd5560a93ca2d8.jpg)
ジャージーハットからは、茅ヶ岳の上部だけ見えるが、富士
山は隠れていた。周辺のレンゲツツジが見ごろである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/c7/f97b8be65a0dfd8cb7b7e68a6f44dc27.jpg)
朝食を済ませ、ザックを預けてツツジの名所・美し森山まで
往復することにする。8時12分に清泉寮を出た。
宿泊したキャビン「横浜」の隣、「神戸」の横から、広葉樹林下
のキープ自然歩道を北に向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/98/d7be3bce4f363af8580ebf0ba3fb7cff.jpg)
少し先の自然歩道が交わる6差路で北東に向きを変え、
ホトトギスの鳴く気持ちよい広葉樹林を進む。
東西に走る「八ヶ岳ライン」と呼ぶ車道に出た。東に少し、
美ヶ森交差点で南北に走る県道17号を北へ。正面にまだ
雨雲のかからない赤岳がよく見える。
美しの森駐車場と、食堂や売店、観光案内所などがあった
が、平日の朝なので閑散としている。駐車場の北側から木の
階段へ。
両側のヤマツツジが見ごろ。200mほど上がると、標高
1542m三角点のある美し森山である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/f6/af56781bc7536bc6da0b0281a53fb1cb.jpg)
八ヶ岳連峰を背にして、ヤマツツジやレンゲツツジが鮮やか。
売店と食堂の円形建物があり、上部が展望台になっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/63/d3c182097bca60f7a618bc180e84c02d.jpg)
記念撮影用に、こんな額縁もある。
さらに赤岳に通じる真教寺尾根への登山路の下部を、羽衣
池まで往復することにする。
キナシだろうか、真っ白な花が数えきれぬほどの花を開いて
いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/4b/fcf61cef8aa4750888e07fcb3336e17b.jpg)
右に大きな建物の「たかね荘」を過ぎると、直線で上がる木
の段が続き、歩幅と合わず歩きにくい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/86/8f58c7b9dc3d735e840bbd9ee7156432.jpg)
それが尽きて間もなく、標高1610mにある羽衣の池に着
いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/9c/0f3833cff2329352dd429f5b61930bb0.jpg)
池は水草に覆われ、水面はあまり見えない。池を一周する
木道が設けられ、そばに東屋もある。雨となったので東屋に
入り、雨具を着ける。
すぐ後に、東京・府中市の小学生の団体が上がってきた。
午後は雨の確率が高いとの予報から、ここでやまさんが予
定を変更、清泉寮に戻った後に回る予定の天女山は次回に
して、今回の実踏は打ち切るという。
もとの道を戻る途中、たかね荘に寄る。旅行社やバス会社
のツアー客が多いようで、入口にそれら団体の看板が並んで
いる。旧大泉村村営だった「たかね荘」は、現在民間委託と
なり、名前も「美し森ファーム」と変わっていた。
森を眺めながら広い喫茶コーナーで休憩。売店も大きく、壁
面には八ヶ岳周辺の四季を撮った、きれいな写真が飾られ
ていた。小中学生などが利用出来る、広いキャンプ場もある。
美しの森近くまで戻り、東側谷間にあるクリンソウ自生地
に回る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/41/135bd07e43539600d75b57352c7c5df2.jpg)
ちょうど花どき、ほかでは見たことの無いほどたくさん咲
いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/e0/d7ed018201e90d2e9a4192354d9b9546.jpg)
美し森山へ下った頃から雨は本降りとなる。もとの道を八ヶ
岳高原ライン下のキープ自然歩道六差路まで戻り、南東に
緩やかに下る遊歩道へ。こちらも広葉樹林を抜ける歩きやす
い道。
林が切れて、南側に広大な牧草地が広がる。展望テラスと
呼ぶ富士山の展望地だが、雨で手前の茅ヶ岳も山頂は雲に
隠れていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/c6/ca65375759d1f4b30ccbe94876df609b.jpg)
ウッドチップの敷かれた別の遊歩道を西へ。清泉寮の一連
の施設の東端、やまねミュージアム前を通過、八ヶ岳自然ふ
れあいセンターに入り、八ヶ岳周辺の動植物や歴史などの
展示を観覧した。
車道を越えて清泉寮の西に回る。こちらもクリンソウの自生
地があり、囲いもないので間近に色鮮やかな花が眺められる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/bd/99522af7e0f95a572dd24059f5b09244.jpg)
その先にあるポール・ラッシュ記念センターも観覧する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/58/2cc32712f6fc0a8cd5c852d1661011ff.jpg)
ポール・ラッシュは、アメリカ・ケンタッキー生まれ、宣教師
として来日し、1938年に清里に清泉寮を建設したが、志半
ばで日米開戦となり、強制送還された。
戦後はGHQの一員として再来日し、日本の復興とキリスト教
民主主義の紹介に尽力し、八ヶ岳山麓の開拓や、アメリカン
フットボールの紹介にも務めた。
それら業績を紹介するビデオを観覧し、関連の展示を見る。
ポール・ラッシュは、尊敬する聖路加病院設立者、トイスラー
博士から伝授された
「Do your Best, and it must be first class」
「最善を尽くせ、しかも一流であれ」
の思想を教え、自身も忠実に守り、清里を開拓し、人々に希望
を与え、日米友好にも尽力したという。
清泉寮に戻り、食堂で昼食を済ませ、車道を清里駅に向かっ
て急ぎ下る。13時41分に清里駅に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/13/3f69902a37f8a2c1faf6cef307200b39.jpg)
ホームにある温度計は12.5℃を示す。14時1分発小淵沢行
きで帰途についた。
(天気 曇後雨、距離 9km、標高差累積 700m、地図
八ヶ岳東部、谷戸、歩行地 山梨県北杜市(旧大泉村、高根町))